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【プロ野球】

金子 選択材料は優勝本気度

2014年12月20日 紙面から

 オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使した金子千尋投手(31)が19日、球団選択の重要な判断材料の一つに、優勝への本気度を挙げた。神戸市内の選手寮・青濤館で取材に応じ「それはありますね」と認めた。

 プロ10年目。振り返っても今季を含め2位が2度あるだけ、残りはすべてBクラス。「毎年、思ってます」と口にするように優勝へは人一倍、強い思いを持っている。だが、どの球団を選べば、自分の思いと一致するのか。話を聞けば聞くほど、分からなくなる。

 この日は11月29日に内視鏡による骨棘(こっきょく)除去手術を受けた右肘のリハビリを青濤館で行った後、報道陣の前に姿を現した。眉間にしわを寄せ、少しうつむき加減のまま対応。目を合わせることなく、言葉も少ない。話しにくいのかと問われると「話しにくいんじゃなくて話したくないんです。決まってないことを言う必要もないのかなと」といら立ちを見せた。

 日々、代理人を通じて各球団の熱意は伝わっているようだ。17日に更新した自身のブログでは「データ分析への取り組みやチームの編成戦略、球団に対するオーナーの考えとか、地域密着についてなどお話してくださる球団もあり、初めてのことでとても刺激的で勉強になりました」と記した。

 ただ、決断するには至っていない。早く決めたい思いは「ありますよ。ありますけど、どうなるか分からない」。未体験の胴上げをどのユニホームでするのか。頭に何度も描きながら、探し続ける。 (達野淳司)

 

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