オリオールズ　イチに興味津々

　オリオールズがイチロー外野手（４１）＝ヤンキースからＦＡ＝への関心を深めている。１８日の米放送局ＣＢＳスポーツ（電子版）が報じた。マーカーキス、クルーズと主軸外野手コンビがＦＡ流出したためで、同局によると他の獲得候補は青木宣親（３２）＝ロイヤルズからＦＡ、ラスマス（ブルージェイズからＦＡ）、ヤング（オ軍からＦＡ）の３人という。

　１０日に終了したウインターミーティング以降、イチローについて具体的なチーム名が報じられたのは初めて。オ軍は中堅ジョーンズこそ不動のレギュラーだが、左翼デアザは今季打率２割５分２厘、右翼ロウは同２割４分７厘で、イチローが割って入る余地は十分にある。

　同日の米放送局ＣＳＮ（電子版）も「２人のメジャースカウトが『イチローはいまだに攻撃面で戦力になる』と太鼓判を押した。イチローと青木のどちらがより効果的な補強になるかは、スカウトの間でも意見が分かれている」と報じた。あと１５６本に迫ったメジャー通算３０００安打は、１９０１年創設の古豪で達成することになるかもしれない。