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リーダー指令「内海組」全員開幕1軍だ!来月グアム自主トレに7人

2014年12月21日6時4分  スポーツ報知
  • 福島市内の児童養護施設を訪れ、子供たちと卓球を楽しむ内海

    福島市内の児童養護施設を訪れ、子供たちと卓球を楽しむ内海

 巨人の内海哲也投手(32)が20日、小山、今村と、福島県内の児童養護施設・アイリス学園を訪問した。子供たちと交流した後、来年1月、グアムで自主トレを行う後輩2人を前に「もちろん全員開幕1軍を目指してやらないといけない」ときっぱり。自身も開幕投手を目標にしている「内海組」総勢7人のリーダーが、全員1軍スタートの指令を下した。

 ほのぼのとした空気が一変した。内海は子供たちと笑顔で触れ合った後、リーダーの厳しい表情に戻った。恒例となったグアム自主トレ。今回は先輩の久保と、若手の今村が加わり巨人勢は7人の大所帯となる。「もちろん全員で開幕1軍を目指していかないといけない。みんなもそう思いながらやっていると思うし、一緒にやる以上、全員がいい思いをして来年を終えたい」。自分だけじゃない。皆で活躍してこそ意味があると力説した。

 決して簡単な目標ではない。しかし、それだけの練習量、プロで生き抜くすべが“グアム”に詰まっている自負がある。昨年は、小山、育成の柴田以外4人が開幕を1軍で迎えることができた。「一人だと、しんどかったり、できないことも、みんなでやれば乗り越えられることも味わえるし、そういうことも大事」と団結力を持ち、妥協せず追い込んでいく。

 今季は弟分・小山が自己最多の6勝を挙げるなどブレークした。「押しつけるのは好きじゃない。聞いてくれたらできる範囲で答えられる」と、自主性に任せるが、内海、山口、久保は経験豊富。笠原、宮国、今村ら若手には食事の際でもアドバイスをもらえる最高の環境がある。

 もちろん、自らも鍛え直す。今季は左肩痛などもあり7勝(9敗)止まり。開幕投手という高い目標を持ちハードな練習も再開している。後輩の成長に「刺激になりますし、それをしっかり押さえつけるじゃないですけど、まだまだ負けない気持ちで切磋琢磨(せっさたくま)していければ」と気を引き締めた。

 この日は「ランドセル基金」の一環として来年小学1年生になる2人にプレゼント。約50人の児童と、卓球やダンスで触れ合った。「子供たちの元気な姿を見ることで頑張ろうと思える」と気持ちを新たにした。リーダー内海が自らに、そして後輩に厳しい目標を課しチームの底上げを図る。(岸 慎也)

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