【シンクロ】井村コーチ、ヘッドでリオに臨む

　日本水泳連盟は２０日、都内で来年度のシンクロナイズド・スイミング日本代表派遣選手とコーチの選考会議を行い、井村雅代コーチ（６４）をヘッドコーチとして２０１６年リオ五輪に臨む方針を固めた。金子正子チームリーダー（７０）は退任して、アドバイザーとなる見込み。１月の常務理事会の承認を経て、正式決定する。

　井村氏は０４年アテネ五輪後に日本代表ヘッドコーチを退くと、０８年北京と１２年ロンドン五輪で中国をメダル獲得に導いた。今年２月、日本代表へ１０年ぶりに戻り、９月の仁川アジア大会では全３種目とも２位に入った。

　来年は７月開幕の世界選手権（ロシア）で、０７年以来４大会ぶりのメダル獲得を目指す。「何色でもいい。リオ五輪へ大きな意味になる」と井村氏は意気込んだ。例年参加していた３月のドイツ、フランスオープンの出場を取りやめ、春は国内練習を優先させる。（武田　泰淳）