皆さんは、ご自身の現在のポートフォリオを眺めて、どう感じますか?
(うわ、これはすごい。美女ばかりだ)
と思える人はシアワセだし、自分のポートフォリオを見るのもイヤという人も多いでしょう。
だいたい(ポートフォリオを見るもイヤ)という状況になるまで、自分のポートフォリオが腐るのを放置した人は、投資に向かないので、すぐ止めるべきです。
それにしても、なぜ猫砂が、うんちだらけになったような、惨めなポートフォリオになってしまったのか? という問題は、じっくり考えてみる価値があります。
結論から言えば、そんな惨めなポートフォリオにしたのは、あなたです!
うんちは、ちゃんとすくって排除すべきものだということ。
およそ世の中には(この株を買って、損したい!)と願う人は居ません。
つまりある銘柄をポートフォリオに組み込むときは、皆、明るい希望を持っているわけです。
ふつう、堅い銘柄か、そうでなければキラキラ女子のような銘柄を、買います。(両方とも、正解です)
とりわけ最近IPOしたような若くてピチピチした銘柄は、良い投資ストーリーを持っている場合が殆どです。(これを僕は「ミスコンの法則」と呼んでいます)
しかし……
一年も経たないうちに、若くてピチピチした銘柄ばかり選んだはずのあなたのポートフォリオは、うんちだらけの、悪臭をぷんぷん放つ猫砂の様相を呈してきます。
(一体、どこで間違えたんだろう)
と思っている時点で、あなたは投資家として落第です。
ポートフォリオが劣化する理由は、次のような理由によります。
1) 良い投資ストーリーは、浜辺の砂のごとく、無尽蔵にある
2) その中から、良い企業に育つホンモノは、ごく一握りだ
3) ホンモノの見分けがつく「真実の瞬間」は決算発表だ
たった、これだけです。
皆さんはある企業がIPOしたとき(これは凄いストーリーだ!)と直感し、飛び付きます。(それは、何度も言うけれど、悪い事ではありません)
(うわ、これはすごい。美女ばかりだ)
と思える人はシアワセだし、自分のポートフォリオを見るのもイヤという人も多いでしょう。
だいたい(ポートフォリオを見るもイヤ)という状況になるまで、自分のポートフォリオが腐るのを放置した人は、投資に向かないので、すぐ止めるべきです。
それにしても、なぜ猫砂が、うんちだらけになったような、惨めなポートフォリオになってしまったのか? という問題は、じっくり考えてみる価値があります。
結論から言えば、そんな惨めなポートフォリオにしたのは、あなたです!
うんちは、ちゃんとすくって排除すべきものだということ。
およそ世の中には(この株を買って、損したい!)と願う人は居ません。
つまりある銘柄をポートフォリオに組み込むときは、皆、明るい希望を持っているわけです。
ふつう、堅い銘柄か、そうでなければキラキラ女子のような銘柄を、買います。(両方とも、正解です)
とりわけ最近IPOしたような若くてピチピチした銘柄は、良い投資ストーリーを持っている場合が殆どです。(これを僕は「ミスコンの法則」と呼んでいます)
しかし……
一年も経たないうちに、若くてピチピチした銘柄ばかり選んだはずのあなたのポートフォリオは、うんちだらけの、悪臭をぷんぷん放つ猫砂の様相を呈してきます。
(一体、どこで間違えたんだろう)
と思っている時点で、あなたは投資家として落第です。
ポートフォリオが劣化する理由は、次のような理由によります。
1) 良い投資ストーリーは、浜辺の砂のごとく、無尽蔵にある
2) その中から、良い企業に育つホンモノは、ごく一握りだ
3) ホンモノの見分けがつく「真実の瞬間」は決算発表だ
たった、これだけです。
皆さんはある企業がIPOしたとき(これは凄いストーリーだ!)と直感し、飛び付きます。(それは、何度も言うけれど、悪い事ではありません)
でもその時点で、合理的批判精神や冷静に自分の持ち株を評価し直す態度などは霧散してしまい、うすっぺらなプライドや、根拠の無い自信に裏打ちされた、怠惰なアホールダーに堕ちるわけです。
銘柄を買う時にチラッと調べて、全部わかったような気になって、そこで研究はオシマイ。
でもプロはここからが違うんです。
プロは星の数ほどある若い企業の中から、本当にグイグイ育ってゆく良い企業は、ほんの一握りしかないことを熟知しています。だからアグレッシブにポートフォリオの「間引き」をするのです。ほんの少しでも粗相をした企業は、バッサリ切り捨てられます。
個人投資家は、そんな風に機関投資家からポイされた銘柄であるにも関わらず(しばらく辛抱すれば戻るだろう)という甘い期待を持ち続けます。でも株主名簿をみると機関投資家の名前はカラッポになっているわけです。そんな銘柄は、二度と復活することはありません。
良い投資ストーリーを持つ企業がためされる「試金石」とも言えるイベントが、三カ月に一回やってくる決算発表です。その決算発表で、これでもか! これでもか! これでもか! と畳みかけるように良い決算を出す企業は、そこではじめて、たんなる良い投資ストーリーを持つ企業から、本当に良い会社へと変身してゆくわけです。
われわれ投資家の使命は、醜いアヒルの子が美しい白鳥に変身するこの瞬間を、しっかり見届けるということに尽きます。
Market Hackの記事の中で、最も重要な記事とは、チャラチャラした見出しの、PV稼ぎの記事ではありません。サラッと必要なコトだけを書いてある決算発表の記事……これが最も重要であり、Market HackのDNAであり、他の百凡のメディアと根本的に違う点です。
良い決算とは:
1) EPSで市場予想を上回った
2) 売上高で市場予想を上回った
3) 来期の会社側ガイダンスが市場予想を上回った
この三拍子が揃った決算を指します。このうちのひとつでも取りこぼしていれば、それは良い決算の定義にはあてはまりません。
この三つの面をちゃんとクリアしていれば、その他の細かい点でケチがついたりしても酷い事にはなりません。
なおMarket Hackの決算記事のEPSは、オペレーティング・ナンバー、つまり特殊要因を除いた営業ベースのEPSを必ず使用しています。その理由は、アナリストのコンセンサスEPS予想が、やっぱりオペレーティングEPSに依拠しているからです。
効率的市場仮説と言う概念があり、そこでは株価は常にその企業の業績を織り込んでいると思われています。すると今以上に株価が上がるためには、その織り込まれている数字以上の業績を報告する必要があるわけです。
だから「去年と比べて+100%」だった……とか、そういう比較自体はナンセンスです。(これに拘泥するメディアが、すごく多い!)
すべては、いま織り込まれてしまっている期待(エクスペクテーション)との対比においてのみ評価されるべきなのです。
すると、良い会社が、良い決算を出すことを市場参加者が当然の如く期待し、その高い期待を更に上回るサプライズを、毎回、出さないといけない……ということですから、これはもう限りなく無理ゲーに近いわけです。
そうです。無理ゲーです。
だからこそ、無理ゲーのような厳しいハードルを次々に超える、『ハンガーゲーム』のカトニスちゃんみたいな銘柄には機関の資金が集中するわけです。
銘柄を買う時にチラッと調べて、全部わかったような気になって、そこで研究はオシマイ。
でもプロはここからが違うんです。
プロは星の数ほどある若い企業の中から、本当にグイグイ育ってゆく良い企業は、ほんの一握りしかないことを熟知しています。だからアグレッシブにポートフォリオの「間引き」をするのです。ほんの少しでも粗相をした企業は、バッサリ切り捨てられます。
個人投資家は、そんな風に機関投資家からポイされた銘柄であるにも関わらず(しばらく辛抱すれば戻るだろう)という甘い期待を持ち続けます。でも株主名簿をみると機関投資家の名前はカラッポになっているわけです。そんな銘柄は、二度と復活することはありません。
良い投資ストーリーを持つ企業がためされる「試金石」とも言えるイベントが、三カ月に一回やってくる決算発表です。その決算発表で、これでもか! これでもか! これでもか! と畳みかけるように良い決算を出す企業は、そこではじめて、たんなる良い投資ストーリーを持つ企業から、本当に良い会社へと変身してゆくわけです。
われわれ投資家の使命は、醜いアヒルの子が美しい白鳥に変身するこの瞬間を、しっかり見届けるということに尽きます。
Market Hackの記事の中で、最も重要な記事とは、チャラチャラした見出しの、PV稼ぎの記事ではありません。サラッと必要なコトだけを書いてある決算発表の記事……これが最も重要であり、Market HackのDNAであり、他の百凡のメディアと根本的に違う点です。
良い決算とは:
1) EPSで市場予想を上回った
2) 売上高で市場予想を上回った
3) 来期の会社側ガイダンスが市場予想を上回った
この三拍子が揃った決算を指します。このうちのひとつでも取りこぼしていれば、それは良い決算の定義にはあてはまりません。
この三つの面をちゃんとクリアしていれば、その他の細かい点でケチがついたりしても酷い事にはなりません。
なおMarket Hackの決算記事のEPSは、オペレーティング・ナンバー、つまり特殊要因を除いた営業ベースのEPSを必ず使用しています。その理由は、アナリストのコンセンサスEPS予想が、やっぱりオペレーティングEPSに依拠しているからです。
効率的市場仮説と言う概念があり、そこでは株価は常にその企業の業績を織り込んでいると思われています。すると今以上に株価が上がるためには、その織り込まれている数字以上の業績を報告する必要があるわけです。
だから「去年と比べて+100%」だった……とか、そういう比較自体はナンセンスです。(これに拘泥するメディアが、すごく多い!)
すべては、いま織り込まれてしまっている期待(エクスペクテーション)との対比においてのみ評価されるべきなのです。
すると、良い会社が、良い決算を出すことを市場参加者が当然の如く期待し、その高い期待を更に上回るサプライズを、毎回、出さないといけない……ということですから、これはもう限りなく無理ゲーに近いわけです。
そうです。無理ゲーです。
だからこそ、無理ゲーのような厳しいハードルを次々に超える、『ハンガーゲーム』のカトニスちゃんみたいな銘柄には機関の資金が集中するわけです。