香川、後半から出場もドルトムント10敗目、降格圏で折り返し【拡大】
開始3分、いきなりの先手を取ったのはホームのブレーメン。左サイドからドリブルで仕掛けたガルシアがドルトムントの守備の乱れを突いてスルーパスを通し、売り出し中の若手FWゼルケがゴール右隅にシュートを突き刺した。
ドルトムントはボールを支配するがチャンスにつなげることができず、最後はパスミスが出て失ってしまうような展開が続く。ブレーメンはボールを奪うと前線のゼルケ、ロレンツェンの若い2人に素早くボールを送ることを意図し、直接的なプレーでゴールに迫ろうとしていた。
26分にはギュンドアンが危ない形でボールを失い、ロレンツェンがフリーで抜け出してシュートに持ち込む。43分にもフンメルスの中途半端なクリアを拾ったロレンツェンが抜け出そうとしたが、ランゲラクがタイミングの良い飛び出しで辛うじて難を逃れた。
クロップ監督は後半開始からケールを下げ、リーグ戦で4試合ぶり出場となる香川を投入。ギュンドアンとキルヒがポジションを下げ、香川がトップ下に入る。
ボールの動かし方に変化はつけられるようになったドルトムントだが、やはり決定的な形で相手ゴールを脅かすには至らない。56分にはオーバメヤンのクロスにゴール前でフリーになっていた香川が合わせたが、ヘディングは大きく枠を外した。