法務省入国管理局は20日までに、不法滞在のスリランカ人26人とベトナム人6人を18日にチャーター機で一斉に強制送還したと発表した。チャーター機による一斉送還は3回目で、入管は「人権に最大限配慮した」としている。
入管によると、これまでは民間航空機を使い、職員付き添いで送還しており、対象者が暴れて航空会社から搭乗を拒否されるトラブルもあった。入管は安全かつ確実に送還できるチャーター機の利用を決め、昨年7月と12月にフィリピン人とタイ人を一斉送還した。
外国人の支援団体「仮放免者の会」によると、難民の認定を求める裁判の準備中だった人や、家族と引き離された人も強制送還されたといい、同会は「人道上、問題がある」と非難している。〔共同〕
チャーター機、不法滞在