出光興産は成長余地が大きい海外で石油精製や資源開発投資を拡大する。TOB(株式公開買い付け)による買収交渉に入った昭和シェル石油と合わせて当面、6千億円規模の投資資金を確保する見通しだ。国内の生産・出荷体制の再編などで収益力を高め、一段の投資余力を生み出す方針。電力小売り全面自由化をにらんだ発電所建設・運営などエネルギー事業の多角化も急ぐ。
出光は需要縮小が続く国内石油事業の合理化を進め、国内で…
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