東京駅記念スイカ:販売再開時期、決まらず

毎日新聞 2014年12月21日 00時00分(最終更新 12月21日 00時19分)

東京駅開業100周年記念スイカ=JR東日本提供
東京駅開業100周年記念スイカ=JR東日本提供

 予想以上の人出のため、東京駅開業100周年を記念したIC乗車券「Suica(スイカ)」の販売が中止された問題で、同駅丸の内南口には中止から5時間以上たった20日午後3時ごろも客が残り「販売を再開しろ」と係員に詰め寄っていた。JR東日本東京支社によると、電話での問い合わせも相次いでいるが、販売再開時期は決まっていない。

 記念スイカは東京駅の赤レンガの駅舎をモチーフにしたデザインで、1枚2000円。1人3枚まで購入できるとされていた。

 20日午前7時過ぎの販売開始時点で約9000人が集まり、JR東は安全が確保できないとして、午前9時40分、販売中止を発表した。限定で1万5000枚を売る予定だったが、約8000枚の販売にとどまった。20日夜、オークションサイトには「激レア」「販売中止限定品」などの書き込みとともに、1枚2万〜6万円の価格帯を中心に出品されている。

 同支社の広報担当者は「迷惑をおかけし誠に申し訳ない。販売枚数を増やすことも検討しており、詳細は後日お知らせする」と話した。【杉本修作】

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