杉崎慎弥
2014年12月20日17時20分
内閣府が20日発表した外交に関する世論調査で、中国と韓国に対して親しみを感じないと答えた人が、いずれも調査開始以来、最も高い割合になった。
中国に対し、「親しみを感じない」「どちらかというと親しみを感じない」と答えた人は計83・1%で、過去最高だった昨年を2・4ポイント上回った。「親しみを感じる」「どちらかというと親しみを感じる」と回答したのは計14・8%で3・3ポイント減だった。韓国について、親近感を感じないと答えたのは計66・4%(8・4ポイント増)、親近感を感じると回答したのは計31・5%(9・2ポイント減)だった。
中国との間では、調査期間後の11月に安倍晋三首相と習近平(シーチンピン)国家主席との約2年半ぶりの首脳会談が開かれた。日本外務省は「調査時点での国民感情が反映されたのだろう」としている。韓国に対しては、1999年以降、「親しみを感じる」が上回ってきたが、12年8月の李明博(イミョンバク)大統領(当時)による竹島上陸の影響もあって、同年以降、両者が逆転している。
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