より強要しないものを選びたい
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こんな~~~に、あどけなかったのにねぇ。我が家のちーちゃんは(*^m^)
ご無沙汰しています。
近ごろ、考えることがあって書いた記事です。
読んでくださると嬉しいです。
私は、久しぶりの大型犬を飼ってしまった。
そして、3年たった・・・
娘が最愛のシェルティーを亡くして寂しがるので、また、シェルティーを飼うものだろうと思っていたけど、どうしたわけか黒くて大きくなりそうなベルジアン・シェパードドッグ・グローネンダール。
ブリーダーが薦めた子犬よりも、顔つきが優しそうで抱くとクテクテするチェシアを選んだ。
身体に緊張がなく、抱かれても暴れることのない子犬は娘にも扱い易いだろうと思ったから。
グローネンダールの子犬はみるみると大きくなり、2年後にはリデルを10㎏も上回る27㎏の雄並の大きさに成長あそばれた(笑)
子犬の時からハーネスのチェシアのリード引っ張りは、脚側に戻ったと思ったら弾みをつけて突進するという技を編み出した。
ただ子犬の時、人のそばが好きで、教えもしないのに脚側につく子犬だった。
だから成長過程で顕れてきた興味や好奇心の行動からのリード引っ張りは、またいつか教えもしない脚側に戻るだろうと、そのときまで待つことを私は選択した。
ところが、これがしんどいもので、猫を見れば猛ダッシュ、今日はご機嫌で脚側にいるなあ、と思ったら突然後ろに下がり、人間にリードショックをかけて転倒させたり。
赤信号だというのに対面の犬友達に近寄ろうと、渾身の力を込めて渡ろうとした( ̄0 ̄;)
いや、ほんと、人間の命が危ぶまれたことは幾度もあった。
突然鼻頭突きをされて、鼻血も出した。
毎日青あざができた。
肩や手首、腕がいつも筋肉痛だった。
大型犬を飼ったことを後悔することもありましたよ・・・(;´▽`A``
それでも、ハーネスから人が楽になるという犬具に転向する気にはなれなかった。
人間の、飼い主の命が大切だから、このままでは殺処分や保健所行きだとか、早く矯正しないと他人に迷惑かけるだとかの言葉をかける人間がいたこともありましたねぇ。
大型犬だから何かあったら大変なことになるから、ハーネスをやめてしまう。
私にしてみれば、大型犬を飼う覚悟が無さすぎるとしか思えない。
ハーネスだろうが首輪だろうが(プロング、チョークチェーン、ヘッドカラー含む)犬は引っ張る時には引っ張るものだ。
それに、自分が選んだ犬で、あちらから選んだわけではない。
そう犬は飼い主を選べないのだ。
それなのに犬だけに辛い目を合わせようとするのは、どう言うことなんだろうと思う。
人間の子どもなら大人になれば親など棄てて出ていけるが、犬は、人間を棄てた時点でとても弱い存在になってしまう(たいがいの犬は出ていくことはない)
どんな親にも飼い主にも欠点はあるだろう。
でも、少なくとも、自分が犬であった場合、どんな飼い主と暮らしたいのだろうか、と考える。
ガツンガツン何度も殴れば虐待で、一発殴ればそれは虐待ではなく、指導だとする考えがある。
まるで、スポ根の世界だと思う(へちまこはスポ根モノ苦手です)
確かに、それで命を救ってきたという人もいるのは知っているし、認めます。
ただ、もうそれは、勝手に使っててくださいと、言い様がないと考えるようにした。
だが、世界は広い。
犬に嫌悪や痛みや不快など与えずにハーネスのトレーニングと環境コントロールとストレスマネジメントで攻撃的な行動に出る犬を矯正してきているトレーナーが出現してきている事実があるのはしってほしい。
世界は変わりつつあるのだと思うけど、あとはトレーナーや飼い主の倫理観に委ねるしないのだろうと思った。
いろいろな犬具が世界にはあるけど、近ごろは馬にハミや頭絡を付けずにトレーニングするトレーナーも出てきています。
ハーネスに換えるために、一時的に何かしらの矯正犬具に換えてうまく歩けるようになったからハーネスにするのと、矯正犬具を現在使っていても改善が見られないからハーネスに換えるというのは、まったく別の過程を踏むことになるのです。
ここがより強要にしないモノを選べるかどうかに倫理観が関係してくるのだろう・・・
へちまこは、犬の人間にとって不都合な行動を修正するとき、より強要しない犬具を選択できる自分でいたいと思っています。
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