週3分間の集中型エクササイズに血圧低下効果などがあることが判明
flickr / Elvert Barnes
健康のために定期的に運動をしたいけれど時間がない、という人に朗報だ。
最近になって発表された研究で、週に3分間ほどの集中型エクササイズで血圧低下や持久力の向上が期待できることがわかった。
1回1分で持久力が上昇、血圧値が改善!
米マックマスター大学の研究者らによって行われた調査によると、肥満もしくは体重過多の男女に6週間にわたって1回あたり1分のエアロバイクによる高負荷エクササイズ(20秒×3セット、ウオーミングアップ、クールダウン、セット間休憩を含めて計10分)を週3回のペースで続けさせた結果、男女ともに持久力が約12パーセント上昇、血圧値の改善という効果が現れたという。
また、男女ともに筋肉の活動の活発化という効果もみられた一方、男性のグループでみられた血糖値の改善は女性グループにはみられなかったそうだ。
短時間・高負荷のインターバルトレーニングに注目が集まる
今回の研究で用いられたような短時間・高負荷のインターバルトレーニングは近年注目を集めてきており、トレーナーから研究者などから実にさまざまなメソッドが提唱されている。
日本発のメソッドとしては、立命館の田畑 泉教授が1996年に提唱した”Tabata Protcol”がユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル・エンタテインメントからDVD化され、2013年12月から英国で発売されている。
立命館大学のWebサイトによると同DVDは2014年4月30日までに1万3000枚以上を売り上げたようで、テレビでも特集が組まれるなどした日本国内はもちろんのこと、国外でも注目が集まっている。
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