福島第1原発:4号機の燃料取り出し完了
毎日新聞 2014年12月20日 10時36分(最終更新 12月20日 15時59分)
東京電力は20日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールから最後に残った燃料4体を取り出した。4号機は事故時の水素爆発の影響で耐震性に対する不安が地元などから指摘されたため、最初の工程表から1年前倒ししてプールの燃料取り出しを完了させた。
4号機は事故時、定期検査中だったため、原子炉内に核燃料はなかった。燃料プールには1〜4号機のうち最多の計1535体(使用済み1331体、未使用204体)の燃料が保管されていた。
東電は昨年11月から、放射線量が非常に高い使用済み燃料の取り出しを始め、今年11月に敷地内の別のプールへの移送を終えた。その後、未使用燃料の取り出し作業を続けていた。東電の担当者は「4号機の経験を他号機の作業に生かしたい」と言う。
4号機建屋内には事故時に汚染された機器などが残されているが、他の作業を優先するため、当面は現状のまま保管する。【斎藤有香】