小林裕子
2014年12月17日23時01分
演芸場不在の年越しとなる大須だが、元日から4日まで、ホテル「オースプラザ」(名古屋市中区)のホールで「海演隊大須初席」がある。主催する大須演芸場早期再開応援団長、田辺靖彦さん(71)は「正月の大須に初笑いがなくなる窮状を何とかしたい」。海演隊メンバーの落語家雷門幸福さん(42)は「次の世代のための場所がほしい思いでやってきた。一日も早い再開を」と語る。
出演は海演隊と、漫談の波たかしさんら地元芸人による日替わりゲスト。連日午前11時~午後4時ごろまで(2回公演、入れ替えなし)。2千円。問い合わせは田辺さん(090・1789・2277)。
快楽亭ブラックさんら演芸場ゆかりの芸人たちも寄席の灯を守るため、「東海地方に落語を広めてぇ(海落てぇ)」を結成。旗揚げ公演「初笑特選大須寄席」を、同じ日程で居酒屋「お馬のおやこ」(名古屋市中区)で開く。ブラックさんや立川左談次さんら東京の落語家たちが日替わりで出演。正午と午後2時開演(各部入れ替え制)。2千円。問い合わせは海落てぇ(090・7151・4506)。(小林裕子)
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