YESかNOか半分か。

元ニートだった人が、何かいろいろ書いてます

「食わず嫌い」をなるべくしないようにしている。

くわず‐ぎらい〔くはずぎらひ〕【食わず嫌い】
1 食べたことがなく、味もわからないのに嫌いだと決め込むこと。また、その人。
2 ある物事の真価を理解しないで、わけもなく嫌うこと。

くわずぎらい【食わず嫌い】の意味 - 国語辞書 - goo辞書


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食べ物に限ったことではないけれど、人に勧められた様々な物/事に対しての幸先の一言として、「NO」という言葉をなるべく発しない生活を心がけています。

自分に置き換えてみれば簡単なことで、自分が大好きなものを他人に勧めた際に、頭ごなしに拒絶されるというのはなかなか堪えるものがあるのです。

年齢を多少重ねた(という程年齢を重ねていないかもしれないけれど)今日の私は、昔と比べて柔軟な姿勢で物事を受け止めようと自然に考えるようになりましたし、色々なことを見知り、感じ考えるようになることで、そこで吸収した知識を赤の他人とのコミュニケーションツールとして活用することも出来るようになりました。

単純に自分の興味があるものに対して、相手も好感触を示してくれると嬉しい。これは恋愛や人間関係の基本的な部分だと思う。
無理に全部食べようとするんじゃなくて、軽く「ちょっと一口つまむだけ…」というくらいの気持ちで試すと自分にもそこまで負担が掛かりません。

食べてみて、「あ、やっぱりちょっと無理です御免なさい…」というのと、一口も手を付けずに「無理です」と言うだけとでは相手へ与える印象の差は歴然。


今では私の生き甲斐とさえ感じている「ロード・オブ・ザ・リング」でさえも、公開当初小学生だった私は「皆がこぞって絶賛しているけれど何がいいのだろうか。ミーハーだなぁ。」と既に映画を見ていた友人たちを見て思っていたのです。

それが第2部が公開される前に地上波で放送された第1部を見て、天地がひっくり返るほど猛烈に後悔しました。
「どうしてこんなに素晴らしい映画を劇場へ見に行かなかったのだろうか…」と。

それからというもの、監督のピーター・ジャクソン氏に心の中で心ゆくまで謝り倒し、第2部から最近公開されたホビット第三章まで映画館に足を運ぶようになりました。


最近は買い物や映画、レストランなんかにしても、食べログ/Yahoo!映画/Amazonレビューなどといったサイトで他人がつけた評価を目にする機会が多いです。

上記のサイトは私もほとんど毎日チェックしていますし、利用する頻度もとても多いです。けれど、そこにある評価をすべて鵜呑みにしてそれが全てだとは思わないようにしています。あくまでも目安程度だと。

なぜなら、これらのサイトに掲載されている評価はあくまで他人のものであって、私個人がどう感じるかはそれを体験してみないことには全く分からないからです。

人の味覚であったり好みというものは千差万別です。99人が「ここのレストランは不味い」と評価したとしても、私1人だけが「美味しかった」と思う事も十分にあり得るわけです。そのまた逆も然り。
また評価するとならば、どの部分に視点や重きを置くかはその人次第です。

特に飲食関係で働いていた身としては、レストランに関しては、たとえ味は良かったとしてもサービス面やその他の面で不快な思いをした場合はその悪い印象のほうが残りがちになると個人的に感じています。

最近公開され、個人的に見たいと思っていた映画がYahoo!映画で酷評されているのを見ました。私が興味を持つ映画は結構評価が分かれたりするものも多いのですが、そもそも大衆全員にウケる映画というのはそれはそれで面白くないなーなんて天邪鬼なことを思ったりします。

「自分だけが分かる魅力」

それを見つけられるだけでも儲けもんのような気がします。


あとは人生先は長いといえど、いつ自分の命が尽き果てるのか予測は不可能なこと。物事に拒絶ばかりを示しているよりも、物事や相手に寄り添う事のほうが自分の気持ちも楽です。

来年もまた、もぐもぐと新しいものをつまみ食いしていきたいなと思う次第でございます。