アビスパ福岡に吉本パワー お笑い界“名門クラブ”と提携
井原アビスパがお笑い界の“名門クラブ”と提携!? 井原正巳新監督(47)が率いるJ2アビスパ福岡が、多数のお笑い芸人を擁する吉本興業グループと人気アップへ共闘する。井原監督は芸能事務所「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」と19日までにマネジメント契約を締結し、同社の岡本昭彦社長もクラブを支援する新組織の常任理事に就任。今後はアビスパの人気アップに協力する方針で、来季は「THE MANZAI 2014」を制した博多華丸・大吉がレベルファイブスタジアムのピッチに登場する可能性も十分。J1昇格すれば「アビスパ芸人」も盛り上がりそうだ。
■人気増へ強力援軍
むむっ! サッカーも日本一になっていいんですか? いーんです!
井原アビスパを、お笑いの「銀河系軍団」吉本興業グループがバックアップすることになった。今年はプロ野球のソフトバンク、漫才の博多華丸・大吉の日本一に沸いた福岡だが、来季はさらに楽しみが増えそうだ。
関係者によると、井原監督は吉本興業のグループ企業「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」とマネジメント契約を締結。同エージェンシーの岡本昭彦社長はクラブを支える新組織「AGA(アビスパ・グローバル・アソシエイツ)の常任理事に就任。既に福岡を数回訪れ、支援策の話し合いに参加した。
井原監督も吉本興業の「ふるさとアスリート」としてスポーツ教室やイベントに参加し、福岡のサッカーを盛り上げる役目を担う。1998年ワールドカップ(W杯)フランス大会で日本代表主将を務めるなど、現役時代から知名度は抜群。クラブの人気アップに貢献するのは間違いない。
AGAとクラブの要請があれば、吉本側はアビスパが企画するイベントやホームゲームへの所属タレント派遣にも協力する方針。地元愛が強い博多華丸・大吉が後輩芸人を引き連れて来場することもありそうだ。クラブが快進撃を続ければ「アビスパ芸人」がブームになる可能性もある。
■ホーム盛り上げに
吉本興業グループは元日本代表DF駒野(磐田)、福岡にも在籍したDF丹羽(G大阪)らとマネジメント契約し、J2千葉とは千葉市の劇場でコラボレーションイベントを定期的に開催。サッカーを通じた地域振興、プロモーションに精通しており、人気拡大や集客の心強い援軍になる。
「アビスパ芸人」が客席を温めた後に、井原監督や選手ら“主役”が登場すれば、スタジアムの盛り上がりは必至。新監督に率いられたアビスパもダイナミックにJ1へアタックチャンス! 西スポ特命ホークス応援団長も務める博多華丸が「城後、金森、坂田…クーッ!」と、新ネタを爆発させる日は近い?
=2014/12/20付 西日本スポーツ=