佐々木俊尚さんが福井県に拠点を持つらしい:「多拠点」で働くという選択肢

佐々木俊尚さんが福井県に拠点を持つらしい:「多拠点」で働くという選択肢


佐々木俊尚さんが福井県に拠点を持つらしい:「多拠点」で働くという選択肢

こんにちは、イケダハヤトです。佐々木俊尚さんのメルマガにしれっとすごい話が書かれていたのでご紹介。

 

福井県に拠点を持つらしい

たまたまぼくも先日仕事で訪れた福井県、あの佐々木俊尚さんが拠点開設を検討しているそうな。

私は目黒の碑文谷に住んでいます。この賃貸のテラスハウスに住んですでに7年半になるのですが、そろそろ引っ越しを検討することにしました。コンクリート打ちっ放しでけっこう人目を引く外観とインテリアのこの建物は、雑誌やテレビの取材でもだいぶお世話になり、ブランディングにもかなり役立ってくれたのかなあと思うのですが、さすがに7年半は長すぎた……。いままでおおむね3年半ぐらいで次々とさまざまな家に引っ越してきた私としては、そろそろ潮時かとおもっています。

来年は福井にも拠点を構える計画を立てており、東京と軽井沢に加えて「3拠点生活」というのを実践してみようかと考えています。そのためにももう少しコンパクトな家のほうがいいかなと、現在鋭意物件調査中です。たぶん年明け早々に引っ越すことになりそうです。

いやー、福井は面白いと思います。幸福度、子どもの学力・体力、社長輩出といったデータでトップクラスだったりしますし、何より北陸の海の幸!福井は美味しくて、変な人がたくさんいて楽しかったです。

メルマガ本文にも書かれていますが、福井は観光地としてまだまだ「もったいない」状態なんですよ。寒いイメージが強いのか、夏場の海水浴客が減っているそうな(すばらしい海水浴場があるのです)。ぼくが泊まった宿のオーナーさんも、「ここは夏もいいんですよ!」と力説していました。

もともと福井の越前海岸は夏は海水浴、冬は越前ガニで賑わった観光地です。しかし夏の海水浴が最近はさっぱりだといいます。関西から近く海もきれいなところなのですが、レジャーの多様化で必ずしもみんなが海水浴に行く時代ではなくなったということなのでしょう。この結果、旅館の経営は立ち行かなくなり、海岸沿いの北陸の幹線道路、国道8号線を走っていると、廃墟となった旅館やホテルをたくさん見かけます。

佐々木さんがどんなお仕事をなさるのかわかりませんが、福井に拠点を持つということそれ自体で、かなりポジティブな影響がありそうです。

 

移住ではなく、2拠点、3拠点化

「拠点開設」という考え方も面白いですよね。ぼくはがっつり「移住」してしまいましたが、佐々木さんのように全国ないし全世界に複数の拠点を持つ、というアプローチはかなりありだと思います。

「拠点開設」は「移住」に比べてハードルが低いわけですし、自治体の移住促進施策の本丸は、案外こっちにあるのではないかとすら思っています。というわけで、みなさんぜひ高知に拠点開設しましょうw 飯が美味くて人も温かくて、ここはいい土地ですよ〜。

ぼく自身はどうかというと、基本的に出不精な性格なので、多拠点化はあまり現実的ではないなぁ、という感じです。移動するの疲れるし…。当面は高知県内に拠点を構え、引きこもって仕事をしようと思います。

この記事を書いた人

イケダハヤト
イケダハヤトプロブロガーTwitter:@IHayato
1986年神奈川県生まれ。2009年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、半導体メーカー大手に就職。と思いきや会社の経営が傾き、11ヶ月でベンチャー企業に転職。ソーシャルメディア活用のコンサルタントとして大企業のウェブマーケティングをサポートし、社会人3年目に独立。会社員生活は色々と辛かったので。2011年からはフリーランスのプロブロガーとして、高知県を中心にうろうろしています。著書に「年収150万円でぼくらは自由に生きていく(星海社)」「武器としての書く技術(中経出版)」「新世代努力論(朝日新聞出版)」などがある。