普天間移設:沖縄知事と名護市長会談「阻止で協力」を確認
毎日新聞 2014年12月19日 19時07分
沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事は19日、県庁で名護市の稲嶺進市長と会談し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設の阻止に向けて協力することを確認した。
会談は冒頭以外、非公開。会談後、翁長知事は報道陣に「辺野古新基地を造らせないために名護市がこれまで頑張って来た経緯を聞いた。互いに責任を果たそうと話し合った」と説明した。
昨年末の前知事による辺野古沿岸部の埋め立て承認について翁長知事は取り消しや撤回に向けて検証する考えで、稲嶺市長は報道陣に「名護市が資料収集などで積み上げてきたものがあるので協力したい」と語った。
会談では訪米して移設反対の民意を米政府に直接訴える必要性についても話が出たという。【佐藤敬一】