<12月1日>(月)
○本日は「2014年新語・流行語大賞」の発表がありました。
○個人的に気になっていたのは、「ダメよ〜ダメダメ」と「ありのままで」(レリゴー)のどちらが年間大賞になるかでした。だって明日には衆院選が公示ではありませんか。国民の審判が、安倍政権に対して「ダメよ〜ダメダメ」になるのか、「いまのままで〜」(Let
it go.)になるのかは、大きな分かれ道というものであります。
○正解は「ダメよ〜ダメダメ」でありました。アケミちゃんの心は、今も民主党政権が忘れられないのでしょうか。
○ところが今日出た世論調査を見ると、あんまりそんな風でもないんですよねえ。
●朝日新聞(11月29日、30日)
仮に今、衆議院選挙の投票をするとしたら、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか。次に挙げる政党の中から一つだけ選んで下さい(カッコ内は前回22-23日調査)。
自民34(37)▽民主13(11)▽維新8(6)▽公明7(5)▽次世代1(1)▽共産8(5)▽生活1(2)▽社民2(1)▽改革1(0)▽その他の政党2(2)▽答えない・分からない23(30)
●毎日新聞(11月29日、30日)
衆院比例代表の現時点の投票先は自民党が38%でトップ。民主党12%、維新の党8%の順だった。(中略)比例投票先は公明、共産両党が各6%となり、次世代の党、社民党、生活の党は各1%だった。
●NHK(12月1日発表)
NHKが行った世論調査によりますと、各党の支持率は、自民党が41.7%、民主党が9.6%、維新の党が1.9%、公明党が5.3%、次世代の党が0.2%、共産党が3.5%、生活の党が0.6%、社民党が0.6%、「特に支持している政党はない」が29.6%でした。
○世論調査の回答というものは、皆が突然かかってきた電話に対して「構えて」答えるものですから、あんまり額面通り受け止めちゃいけない数字なんです。とはいえ、各党支持率、さらには「比例区でどの政党に投票しますか?」という数字は嘘をつきません。その結果が、自民党が民主党の3倍から4倍あるんだもん。これを見る限り、「ありの〜ままで〜」行っちゃうんじゃないのかなあ。
<12月2日>(火)
○流行語大賞が出たから、今年の漢字も予想しておきましょう。12月12日発表です。
○今年は自然災害が多かったので、まずは「噴」。御嶽山や阿蘇山、それから桜島も今年は活発ですよね。「雨」も多かった。広島の土砂災害もありましたしね。マレーシア航空機もあるので「墜」もあるところか。(→追記:都内では雪も降ったし、「アナ雪」もあるので「雪」もありますな。)
○経済ネタで行くなら「税」でしょう。今年は消費税に明け暮れた感あり。黒田総裁と黒田官兵衛で「黒」ってのも渋いかもしれません。
○社会部ネタでは、STAP細胞やら佐村河内氏やら朝日の誤報やらで「虚」、「偽」、「欺」。まあ、こういうのは毎年よく候補に出てくるんですけどね。ここは小保方さんと野々村県議で「涙」という手もアリ。
○去年は「今年はもう『倍』、これしかありません!」とあっちこっちで言いふらかして、しっかり間違えましたんで、今年は低姿勢に努めたいと思います。そうですねえ、やっぱり「税」かなあ。なにしろ増税先送りの選挙の真っ最中ですし。
<12月3日>(水)
○本日は、生涯で5個目の原発ウォッチングを果たしてまいりました。東北の女川(2011年8月17日)〜中部の浜岡(2012年10月10日)〜北陸の志賀(2013年8月8日)〜九州の川内(2014年10月1日)ときておりますので、技術のことなどサッパリわからない身とはいえ、少しは経験値も増えたんじゃないかと思っております。で、本日の目的地は東京電力、柏崎刈羽原発でした。
○柏崎市といえば、昨年5月20日に法人会総会の講師で呼んでもらったばかりであります。ただし、この季節の日本海は猛烈に吹雪いてました。なんと海際では「波の花」なんてものを見てしまいましたぞ。こんなに寒いというのに、今日は安倍さんが柏崎駅前で街頭演説をしていたというのだから驚きました。昨日は小沢さんが魚沼市で第一声をあげたそうですし、なんだか新潟県は注目選挙区なんでしょうか。そういえば、六ヶ所村から建設中の大間原発を見学した(2012年12月6〜7日)ときも、寒風吹きすさぶ選挙期間中でありました。
○で、柏崎刈羽原発です。ここは127万坪の敷地に7基の軽水炉が密集していて、その出力は合計821万MW。その規模は日本一、いや世界一なのであります。1号機が稼働したのが1985年、7号機が完成したのが1997年。常時、首都圏の電力の20%を担っていたのでありますが、現在はすべて定期検査中であります。しかも2号機から4号機は、2007年の中越沖地震以降、ずっと停止していると聞いて驚く。その一方、この中越沖地震の経験から「重要免震棟」なるものが誕生し、福島と柏崎の両方で完成したのは3・11震災の半年前くらいであったとのこと。
○安全対策ということで言えば、浜岡原発は途方もない規模の防潮堤を作っていたし、川内原発はマンパワーの素朴な熱意を感じたものだが、柏崎刈羽の特色はとにかく実践的、ということに尽きる。当たり前の話だが、東電はあの福島第一を体験している。柏崎刈羽のスタッフは、テレビ会議であの時、現場で何が起きていたかを目撃していたし、その後の人事異動で福島から柏崎に来ている人もいる。防災のシミュレーションをやっているときに、福島第一の体験者から「そんなんじゃダメ!」と言われたら、「ハイ、やりなお〜し」ということにならざるを得ない。
○緊急時の指揮命令系統をどうするか、という大問題について、「ICS」(Incident
Command System)という手法があることを教わりました。アメリカにおける山林火災の実例から編み出された危機管理のメソッドです。大問題が発生した時に、吉田所長のようなスーパーマンがいつもいるとは限らない。そこで一人の監督者が管理できる人数を5人と定め、その範囲内で臨時の組織を立ち上げていく。Wikiに詳しい説明(インシデント・コマンド・システム)がありますので、お暇な方はお試しください。これを導入すると、一気に指揮監督の負担が軽減されるのだそうです。こういうソフト面の工夫は重要だと思います。
○後は、例によってハード面でいろんな工夫があるわけですが、他の発電所とそれほど大きな違いがあるわけではありません。ただし説明を聞いている最中に、こんな言葉を聞いたのが胸に刺さりました。「この装置を本当に使うような事態はあっちゃいけないと思います。福島であんなことをやってしまって、また似たようなことを繰り返すようなら、日本は原子力をやる資格がなかったということになる」。――日本における原子力発電は、福島の事故という原罪からけっして逃げられないのだ、と言っているように聞こえました。
○その一方で、3/11以前と今の一番の違いは、「万一のときの話」をおおっぴらにできるようになったこと。あるいはわれわれ日本社会のメンタリティに、「起きてほしくないことは考えない」という欠陥があることが自覚されたことだと思います。あいにく、こういう習慣はすぐに失われてしまうものでもある。つくづく原子力の安全対策とは、ハードよりもハートの問題なのではないか。でも、それをどうやって維持していくことができるのか。重い問題の一端に触れた一日でした。
<12月4日>(木)
○今年も押し迫ってまいりましたが、こんなイベントを行います。例の競馬好きエコノミストの3人で、来年の日本経済はもちろん、翌週の有馬記念も予測しちゃおうという企画です。
解散総選挙となり、波乱含みとなった2014年末。アベノミクスはどうなるのか? 「東洋経済オンライン」の人気コラム二ストで、『ヤバい日本経済』の共著者、ぐっちーさん、山崎元さん、吉崎達彦さんの「競馬好き3人衆」が、最高のタイミングで2015年の日本経済&世界のマーケットと、2014年の有馬記念を大胆に予測します! 講演後は立食パーティー。ぐっちーさんが選んだシャンパンで乾杯! おいしい食事とお酒(飲み放題)で、3人のエコノミストと大いに盛り上がりましょう! 午年(うまどし)の最後を飾るにふさわしい“プレミアムイベント”に、ぜひご参加ください。
【日時】
2014年12月22日(月)18:30〜21:30(開場17:30、100名様限定)
【イベント概要&講師】
「2015年もヤバい日本経済+2014年有馬記念大予測」
3人の講演会(鼎談)終了後、20時をメドに立食パーティーとなります。
【講師】
ぐっちーさん(山口正洋、投資銀行家)
山崎元(経済評論家)
吉崎達彦(双日総合経済研究所副所長)
【会費:立食パーティー代を含みます】
1万円(税込み)
○それにしても、セミナーに食事と酒が込みで1万円というプライシングは、なんだか政治パーティーみたいであります。年の瀬、ちょっとヤクザな忘年会はいかがでしょう。定員は100名までであります。
<12月5日>(金)
○昨日、日本貿易会恒例の「2015年度貿易動向調査」が発表されました。今朝の日経新聞(一面)でも紹介されていましたね。PDFファイルがたくさんありますが、こちらをご覧いただくのが、いちばん手っ取り早いかと存じます。
1.通関貿易
2014年度・・・円安により輸出増、駆け込み需要の反動減で輸入は横ばい
輸出72.9兆円、輸入84.7兆円、貿易収支▲11.8兆円
2015年度・・・世界経済回復で輸出増が継続、資源価格の下落により輸入は微増
輸出75.4兆円、輸入85.9兆円、貿易収支▲10.5兆円
(2013年度実績:輸出70.9兆円、輸入84.6兆円、貿易収支▲13.8兆円)
2.経常収支
2014年度・・・貿易赤字縮小と第一次所得収支の黒字拡大により4年ぶりの黒字拡大
貿易・サービス収支、▲12.4兆円、第一次所得収支、18.1兆円、経常収支、4.0兆円
2015年度・・・貿易赤字がさらに縮小し、黒字幅が一段と拡大 6.9兆円
貿易・サービス収支、▲10.9兆円、第一次所得収支、19.5兆円、経常収支、6.9兆円
(2013年度実績:貿易サービス収支、▲14.4兆円、第一次所得収支、16.7兆円、経常収支0.8兆円)
○輸出の伸びは小さいが、資源価格の下落で輸入も伸びないので、結果として貿易収支は改善が進む。円安で所得収支は増えるので、経常収支も黒字が増える、といったストーリーとなっております。
○予測を作っている間に石油価格が大きく下げ、為替は円安が急速に進むという非常に難しい作業だったかと思います。日本経済の貿易と投資の構造が、音を立てて変化しているような気もするのですが、当面の変化はそれほど大きくはないようです。問題はトレンドを見定めることですね。ともあれ、いろんなヒントが詰まっている予測だと思います。ご活用いただければ幸いです。
<12月7日>(日)
○金曜夜はとっても古いサラリーマン仲間の勉強会に出席。とっても久しぶりに出たら、執行役員が2人も誕生していたので驚いてしまった。30年近くやっていると、皆さん偉くなっているのである。その一方で、皆さんそれなりに年齢が容姿に出ているような。まあ、ワシも人のことは言えんのだが。
○いつも通り、終わってからは飲み会。体調を崩して足が遠のく人もいるようで、来ていない人の消息が気になったりもする。「実はドクターストップ」と言いつつ飲んでる人もいたりして。お互いに健康が気になる年代となりました。
○土曜夜は町内会の役員の年末慰労会。場所は柏一小通りの中華料理屋で、ここは安くて旨いという定評があったのだが、久しぶりに使ってみたら料理が出てくるのがとっても遅い。料理人が変わったとか、店内で中国語のコミュニケーションがうまくいっていないとか、いろいろ噂が飛び交う内容がいかにも今風である。
○わが町内会も、昔は大変な酒量を誇ったものなのですが、高齢化も着実に進んでおりまして、昨今はおとなしいですね。と言いつつ、ちゃんと2次会に繰り出す人もいるわけで、付き合っちゃいられません。仕事もありますんで。
○ところでいずれの会合でも、政治の話、選挙の話は全く出なかった。やっぱり関心が低いよねえ。体験的に言って、この2つの会合で政治の話が出るのは、「加藤の乱」とか「小泉劇場」とか「自民党下野」といったときで、今はその逆なのでありましょう。来週の日曜日、やっぱり投票率は低そうな気がします。
○それはそれとして、このところ呑み続けである。明日も忘年会。せめて今宵くらいはビールを遠慮しておこう。
<12月8日>(月)
○めずらしくアルコール抜きで寝たら、延々8時間も寝てしまい、しかも変な夢をいっぱい見てしまった。全くどっちが健康なのやら。
○ということで、今宵は富山県関係者の忘年会。場所は富山県赤坂会館。かぶらずし、黒作り、刺身、ブリしゃぶ、白エビかき揚げ、新湊の蟹、氷見うどん、など郷土の食材がコースで次々と。やっぱり12月になるとブリが美味いです。あと2か月間が勝負ですね。
○今朝発表の7-9月期GDP2次速報は、あっと驚く下方修正でありました。年率換算で▲1.6%が▲1.9%になっただけなので、所詮は誤差の範囲内なんですが。当方は12月1日に発表された法人企業統計では、設備投資は悪くないように見えたので、これは当然上方修正だと思ってましたがな。「たぶんゼロに限りなく違い水準で上方修正でしょう」なんてもっともらしいことを、あちこちで言ってしまったぞ。ああ恥ずかしい。
○これによって、内閣府国民経済計算部の信頼度はますます上がったかもしれない。GDP統計には「官邸からの圧力」などというものは全く存在しないことが、逆説的に証明されてしまったからである。それはいいんだけど、計算方法があまりにもブラックボックスで、民間エコノミストが予想を外し続けるというのもまことに人聞きが悪い。
○設備投資に関しましては、むしろ来週月曜発表の日銀短観が重要ですね。それから個人的には、来週17日発表の11月貿易統計に注目しています。9月10月と続いた輸出の伸びは、果たして本物なのかどうか。ひょっとすると遅れてきたJカーブ効果が見られるかもしれません。
○そうかと思ったら、本日発表の景気ウォッチャー調査は、ガッカリするほど内容が悪かった。特に地域別の現状判断DIをみると、北海道がひどく悪化している。電気代の値上げと、冬の寒さの到来と円安が響いているようである。が、それにしても悪すぎ。一般論として選挙は景気にマイナスなんですが、これはちょっと心配になってしまいます。
○でも、今日の日経平均はザラ場で1万8000円台を回復しました。今にして思えば、年初に株式ストラテジストたちは、口を揃えて「年末は1万8000円」と言っていた。「あんな風に意見が揃うときは、だいたい全員が間違えるんだよ」などと陰口を叩いていたものですが、それも外れて全員が当たりそうである。いやはや、修行が足りません。
○つくづくエコノミストという職業は、野球評論家といったいどこが違うのか。清水成駿の予測だって、昨日は当たってホッコータルマエが来たじゃないですか。などと、ついつい自虐的になって、家に帰ってからウイスキーを飲みなおしている。まあ、健康第一と言うことで。
<12月9日>(火)
○講演でつくば市へ。以下は茨城県関係の噂話いろいろ。
●近頃当地ではやるもの。つくば学園都市の官舎が古くなったので、近隣マンションへのお引越し。TXつくばエクスプレスが秋葉原までつながっているので、選択肢が広い。もともと高学歴の学術関係者で、夫婦共働き世帯が多い。だから住宅開発ブームが起きるし、周辺には洒落た店が流行ったりする。
――特に洋菓子店のコートダジュールはなかなかのものであります。
●なぜ当地に学園都市ができたかと言うと、その昔は広大な山林だったから。山林は、戦後の農地解放の例外になっていたんですねえ。その当時の地主さんたちは、今でも大金持ちであったりする。だから金融機関にとっては、つくば市は非常に重要な地域である。
――そういえば「つくば万博85」なんてのもありましたよねえ。
●全国魅力度調査というものがある。茨城県はその47位に燦然と輝く。実害はないとはいえ、県民のプライドを傷つけること甚だしい。全くなんという失礼な話であるか。しかし考えてみると、茨城県のイメージといえば、いまだに水戸のご老公様であったりするし、しかも「水戸黄門」は終わってしまった。困ったことである。
――テレビ東京では『大江戸捜査網』を復活するそうですので、ぜひTBSも『水戸黄門』を復活させてください。
●なぜこんなことになるかというと、茨城県は中規模程度の都市がばらけていて、それぞれに個性を主張しているから。何しろ県庁所在地の水戸市の人口が27.1万人。それ以外に、学園都市のつくば市(22.1万人)、日立製作所の日立市(18.5万人)、ひたちなか市(15.6万人)、歴史の古い土浦市(14.2万人)、県西地域の古河市(14.1万人)、利根川沿いの取手市(10.7万人)、臨海工業地帯の神栖市(9.4万人)、河童の里の牛久市(8.4万人)、ベッドタウンの龍ヶ崎市(7.8万人)、笠間焼の笠間市(7.7万人)、百里基地の石岡市(7.6万人)、アントラーズの鹿嶋市(6.7万人)などがひしめき合っている。
――どこか中心かわからない。オハイオ州みたいな県でありますね。
●その昔の梶山静六、塚原俊平から、今日の額賀福志郎、丹羽雄哉、中村喜四郎、大畠章弘など、個性豊かな政治家を輩出するお土地柄である。
――そういえばバンソーコーの赤城さん、なんて方もいらっしゃいましたねえ。
○結論として、味わい深い県ではないかと思います。
○あ、そうそう。ワシはよく休日に利根川を越えて茨城県守谷市の「ラーメン二郎」に行くのでありますが、先日行ったら子供連れが多くてびっくりしました。見ると、お母さんがラーメン1杯を注文して、子ども2人に分けて食べている。締めて600円というのでは、店は商売あがったりだろう。ところが、そういう家族連れが多くなって、あっちこっちで「一杯のかけそば」ならぬ「一杯の二郎」をやっている。いいのかねえ。まあ、未来のジロリアンを拡大再生産しているのかもしれないけどね。あれはホントに癖になるからなあ。あ、ニンニク入れてください!
<12月10日>(水)
○今宵は同世代の忘年会。10人が参加。仲間内のヒーローは、離婚調停中のM君。今の奥様と別れて、別の女性と新たな家庭を築くとのこと。この年になって、よくそんなエネルギーがあるよなあ、と一同感心。そりゃ、うまくいかんだろうなあ、という声も出るのだが、敢えてロマンに打って出る度胸がちょっと羨ましくもある。
○ミッドライフクライシス。社会人生活もとうとう30年目。今から勝負をかけるのは、常識的には遅すぎる。でも、勝負をしないと悔いが残るかもしれない。今後の人生の中で、今より若い瞬間はない。ならば、やらない後悔よりも、やった後悔を。などと言いつつ、守るべきものもある。ねえ、ご同輩。
○楽しく飲んで騒いでおひとり様4000円。来年の春ごろにまたやりましょう。
<12月12日>(金)
○昨日おとといと、大阪から富山を回ってまいりました。
○選挙期間中にもかかわらず、ほとんど選挙の気配を感じませんでしたな。羽田空港を降りたところで、ようやく維新の会の宣伝カーを見かけました。それがほとんど唯一の目撃でありましたな。あんまり盛り上がっておりませんなあ。明後日の天気は北陸では降雪、関東でも荒れ模様だそうであります。投票率がちょっと気になります。
○この日に恒例の「今年の漢字」は「税」であったそうです。なんなんだ、その即物的な発想は。ちょっと発想が貧しすぎるような気がするぞ。もっともそういうことだからこそ、増税するたびに内閣がつぶれたり、解散・総選挙に打って出る必要があるのですけど。
○それくらい、消費税増税はこの国にとって重い課題であったということです。それが読めていなかった、ということは本年の最大の反省材料でありますね。明後日は心して投票に行きましょう。
<12月14日>(日)
○開票速報を見ております。以下のコメントは、実は先週中に用意したものなんですが、ほとんど変える必要はなさそうですね。
●アベノミクスが成功しているとはかならずしも思えないが、他の選択肢もない。もう少し見届けたい、という民意。
――いわゆる「消極的選択」というヤツですが、その効果は向こう4年間続くことになります。
●とりあえず、外交・安全保障政策には大きな不満がない(日米関係、対中関係)。
――あまり語られなかったですが、11月に日中首脳会談が行われたことは大きかったと思います。
●野党側の準備不足。「選挙協力」は単に選挙区を譲り合っただけ。真剣み足りず。
――名簿の交換なんかは全然やってなかったんじゃないでしょうか。
●久々に「政権選択選挙」でなかった。「安倍内閣の信任選挙」に。
――2009年、2012年と政権選択選挙をやった後に、そうでない選挙をやったら投票率が上がるはずがないよね。
●「第三極」の自己否定。国民の側の「改革疲れ」
――「身を切る覚悟」とか、「ゼロベースからの改革」といった言葉に有権者が反応しなくなりましたね。
●自民党は「経済一本やり」のアピール。原発再稼働、TPP、沖縄、安保法制などの争点は表面化せず
――安保や憲法はあまり語られなかった。日本版の"It's
the economy, stupid!"でしたね。
○明日の「モーサテ」で、もうちょっと詳しい話をしたいと思っております。
<12月15日>(月)
○溜池通信の定番、選挙が終わったら比例得票数の確認をいたしましょう。ちなみに2012年総選挙の分析はこちらにあります。比較してみると、傾向が良くわかると思います。
●2014年衆院選挙、地区別・比例投票数
自民 | 民主 | 維新 | 公明 | 共産 | 社民 | 次世代 | 生活 | 幸福 | その他 | 合計 | |
北海道 | 744,748 | 688,922 | 247,342 | 307,534 | 302,251 | 53,604 | 38,342 | 12,267 | 104,854 | 2,499,864 | |
東北 | 1,265,372 | 863,539 | 499,437 | 431,169 | 379,811 | 131,857 | 71,026 | 181,487 | 18,201 | (支持なし) | 3,841,899 |
北関東 | 2,034,586 | 1,049,602 | 816,014 | 868,102 | 686,893 | 109,038 | 167,632 | 131,013 | 24,989 | 5,887,869 | |
南関東 | 2,321,609 | 1,203,572 | 1,053,221 | 875,712 | 813,634 | 132,542 | 236,596 | 175,431 | 24,052 | 6,836,369 | |
東京 | 1,847,986 | 939,795 | 816,047 | 700,127 | 885,927 | 129,992 | 253,107 | 156,170 | 17,648 | 16,597 | 5,763,396 |
北陸信越 | 1,122,585 | 690,721 | 432,249 | 293,194 | 315,071 | 99,242 | 58,361 | 75,981 | 19,619 | (改革) | 3,107,023 |
東海 | 2,147,672 | 1,491,764 | 964,240 | 804,089 | 618,695 | 128,131 | 147,080 | 106,346 | 41,429 | 6,449,446 | |
近畿 | 2,442,006 | 1,047,361 | 2,202,932 | 1,236,217 | 1,084,154 | 124,494 | 175,279 | 97,398 | 35,830 | 8,445,671 | |
中国 | 1,183,903 | 529,819 | 394,306 | 516,892 | 285,224 | 65,349 | 109,016 | 18,015 | 3,102,524 | ||
四国 | 547,185 | 326,803 | 200,882 | 247,776 | 158,848 | 33,257 | 44,515 | 10,762 | 1,570,028 | ||
九州 | 2,001,264 | 944,093 | 756,029 | 1,033,424 | 532,454 | 306,935 | 113,965 | 104,895 | 37,299 | 5,830,358 | |
合計 | 17,658,916 | 9,775,991 | 8,382,699 | 7,314,236 | 6,062,962 | 1,314,441 | 1,414,919 | 1,028,721 | 260,111 | 121,451 | 53,334,447 |
○いやはや、面白いものであります。
*北海道ブロックの「支持なし」政党には、なんと10万票を超える得票があった。いいのか、そういうの?
*最大の有権者数を誇る近畿ブロックでは、@自民党、A維新、B公明、C共産の順序であって、民主党は5番目の政党である。
*九州ブロックでは自民の得票が多かったために、沖縄の4選挙区全部で負けた自民党候補がよみがえってしまった。沖縄って、候補者が全員議員になっているんですね。
○さて、次はこの数字を百分率にしてみましょう。
●2014年衆院選挙、地区別・比例投票比率
自民 | 民主 | 維新 | 公明 | 共産 | 社民 | 次世代 | 生活 | その他 | @自+公 | A民+維 | B民+社+生 | |
北海道 | 29.79 | 27.56 | 9.89 | 12.30 | 12.09 | 2.14 | 1.53 | 0.00 | 4.69 | 42.09 | 37.45 | 29.70 |
東北 | 32.94 | 22.48 | 13.00 | 11.22 | 9.89 | 3.43 | 1.85 | 4.72 | 0.47 | 44.16 | 35.48 | 30.63 |
北関東 | 34.56 | 17.83 | 13.86 | 14.74 | 11.67 | 1.85 | 2.85 | 2.23 | 0.42 | 49.30 | 31.69 | 21.90 |
南関東 | 33.96 | 17.61 | 15.41 | 12.81 | 11.90 | 1.94 | 3.46 | 2.57 | 0.35 | 46.77 | 33.01 | 22.11 |
東京 | 32.06 | 16.31 | 14.16 | 12.15 | 15.37 | 2.26 | 4.39 | 2.71 | 0.59 | 44.21 | 30.47 | 21.27 |
北陸信越 | 36.13 | 22.23 | 13.91 | 9.44 | 10.14 | 3.19 | 1.88 | 2.45 | 0.63 | 45.57 | 36.14 | 27.87 |
東海 | 33.30 | 23.13 | 14.95 | 12.47 | 9.59 | 1.99 | 2.28 | 1.65 | 0.64 | 45.77 | 38.08 | 26.77 |
近畿 | 28.91 | 12.40 | 26.08 | 14.64 | 12.84 | 1.47 | 2.08 | 1.15 | 0.42 | 43.55 | 38.48 | 15.03 |
中国 | 38.16 | 17.08 | 12.71 | 16.66 | 9.19 | 2.11 | 3.51 | 0.00 | 0.58 | 54.82 | 29.79 | 19.18 |
四国 | 34.85 | 20.82 | 12.79 | 15.78 | 10.12 | 2.12 | 2.84 | 0.00 | 0.69 | 50.63 | 33.61 | 22.93 |
九州 | 34.32 | 16.19 | 12.97 | 17.72 | 9.13 | 5.26 | 1.95 | 1.80 | 0.64 | 52.05 | 29.16 | 23.26 |
合計 | 33.11 | 18.33 | 15.72 | 13.71 | 11.37 | 2.46 | 2.65 | 1.93 | 0.49 | 46.82 | 34.05 | 22.72 |
○どの党がどの地域で強いかが見えてきますね。自民は中国ブロックと北陸信越ブロック、民主は北海道ブロック、維新は近畿ブロック、公明は九州ブロック、生活は東北ブロックなど、いかにもといった感じです。
○2012年も同様の結果が出ましたが、@「自民+公明」のコンビは、全国でまんべんなく4割以上を得票しており、これが現在の連立与党の強みといえましょう。A仮に民主党と維新が合流したとして、これは両者の地域バランスを上手く補完する組み合わせとなるのですが、それでも「自民+公明」のコンビを超えることは容易ではありません。よく、「自民は憲法改正のために、公明党を切り離して維新の会と組めばいい」と言う人がいますが、選挙事情を考えるとそれはお勧めではありません。
○せめて、B民主党は社民党と生活の党の支持者を合流できるといいのですが、それをやると維新の会とくっつくことは難しくなるでしょう。
○さて、今度は全国ベースの票を作ってみましょう。
●総選挙における比例投票数の推移
2014年 衆院選 |
% | 2012年 衆院選 |
% | 2009年 衆院選 |
% | 2005年 衆院選 |
% | 2003年 衆院選 |
% | 2000年 衆院選 |
% | |
民主党 | 9,775,991 | 18.33 | 9,628,483 | 16.00 | 29,844,799 | 42.41 | 21,036,425 | 31.02 | 22,095,636 | 37.39 | 15,067,990 | 25.18 |
自民党 | 17,658,916 | 33.11 | 16,623,542 | 27.62 | 18,810,217 | 26.73 | 25,887,798 | 38.18 | 20,660,185 | 34.96 | 16,943,425 | 28.31 |
公明党 | 7,314,236 | 13.71 | 7,116,265 | 11.82 | 8,054,007 | 11.45 | 8,987,620 | 13.25 | 8,733,444 | 14.78 | 7,762,032 | 12.97 |
共産党 | 6,062,962 | 11.37 | 3,689,988 | 6.13 | 4,943,886 | 7.03 | 4,919,187 | 7.25 | 4,586,172 | 7.76 | 6,719,016 | 11.23 |
社民党 | 1,314,441 | 2.46 | 1,420,928 | 2.36 | 3,006,160 | 4.27 | 3,719,522 | 5.49 | 3,027,390 | 5.12 | 5,603,680 | 9.36 |
国民新 | 71,102 | 0.12 | 1,219,767 | 1.73 | 1,183,073 | 1.74 | ||||||
みんなの党 | 5,245,586 | 8.72 | 3,005,199 | 4.27 | ||||||||
維新の会 | 8,382,699 | 15.72 | 12,262,144 | 20.38 | 自由党 | 6,580,490 | 11.00 | |||||
生活(未来) | 1,028,721 | 1.93 | 3,424,071 | 5.69 | 保守党 | 247,334 | 0.41 | |||||
次世代の党 | 1,414,919 | 2.65 | ||||||||||
その他 | 381,542 | 0.72 | 697,779 | 1.16 | 1,486,220 | 2.11 | 2,077,444 | 3.06 | 920,634 | 1.54 | ||
合計 | 53,334,427 | 100.00 | 60,179,888 | 100.00 | 70,370,255 | 100.00 | 67,811,069 | 100.00 | 59,102,827 | 100.00 | 59,844,601 | 100.00 |
○事前の世論調査においては、「比例は自民党」という人が4割程度いましたから、てっきり2000万票を超えるのではないかと思っておりました。それだと2005年の郵政選挙並み(38.18%)の自民大勝利となるはずなのですが、そこまでは行きませんでしたね。1765.8万票でした。先週の新聞各紙が「自民党が300議席を超える」としていた予測が外れたのは、ここに原因があるのでしょう。つまり、今回の自民党支持は消極的選択なので、「小選挙区は自民党候補に入れると、比例は他の政党に入れたくなる」というバランス感覚が働いたのでありましょう。
○民主党の凋落ぶりもはっきりと出ています。かつてはコンスタントに2000万票以上を比例で叩き出す(2003年、2005年、2009年)ほど、「抵抗感の少ない政党」であることが強みだったのですが、3年余の与党時代は「民主党アレルギー」を残してしまったようです。今では900万票が関の山。このことは、次の2016年の参院選を戦う上での不安材料となります。なんとなれば、2016年には2010年参院選の当選者が再選期を迎えるのですが、そのときは民主党は比例で1845万票も獲得しているのです。すなわち、2016年の民主党は「反動減」と戦わねばなりません。
○維新の会は意外と負け渋りました。比例の838万票は前回から大きく減らしておりますが、それでも全体の15%を得票しているのですからたいしたものです。多くの無党派層が家で寝ていたために、前回に比べて投票数は700万票近くも減っているのでありますから。察するに、これまで「みんなの党」(とっても忌避感の少ない政党)に流れていた票の一部が回ったのではないでしょうか。
○今回は共産党の躍進が目立ちました。過去にさかのぼると、2000年衆院選以来の好成績ですね。もっとも共産党は、「野党が不甲斐ない年」の選挙で票を伸ばすのは昔から得意なんですよね。その場合も、比例得票はいいとこ15%が天井であるようです。そして「ちゃんとした野党」が出てくると、すぐに票を減らしてしまうのであります。共産党はあくまで「不満の受け皿」であって、政党としての信認を深めているかどうかは別物ではないかと考えるものであります。
○などと、比例代表のデータを分析していると、いろんなことが浮かび上がってきます。いやあ、選挙ってホントに面白いですね。
<12月17日>(水)
○ロシアの通貨ルーブルが下げ止まらず、中央銀行は短期金利を17%まで上げたそうです。年初から、「今年は資源価格が下がるから、ロシアやブラジルは大変なことになりますよ」と言い続けてきた本誌としては、やっぱりねえ、思ったよりも早かったよねえ、と言うしかありません。ただし、どの程度大変な事態なのか。ちょっとピンときませんなあ。
○この件については、いわゆる西側メディアが、「プーチンは悪い奴だ」→「だから経済制裁を加える」→「そうしたらロシア経済は干上がるぞ」→「ほらこんな酷いことになった」といったトーンになっていて、普段から当てにしているThe
Economist誌なんかもかなり過激な論調になっている。ワシでさえ、「いくらなんでも、そこまでではないだろう」と思います。どうもロシア経済の状況は、ネガティブに語られるバイアスがあるようです。
○他方、ロシアに詳しい人に聞くと、「あの国は大丈夫。1998年のLTCM危機で懲りたから」「今は外貨準備もあるし、安定化基金もある」「経常収支も財政も黒字」「庶民は経済危機に慣れている」「むしろ欧州の方が大変なんじゃない?」てな答えが返ってきます。これもロシア人の言い分をまともに伝えているだけで、言っている当人たちはまことに鈍感な人たちですから、おいおいそんな呑気にしていていいのかよ、と心配になってきます。
○本日、とっても久しぶりにこの人と長く話す機会があって面白かったのだけど、「ロシア、大変だと思います。1998年のときよりも」とのことでした。何でも最近はロシアの商売をやっているとのことで、ご苦労が絶えないようです。お疲れ様です。
○調べてみたら、1998年当時のロシアの一人当たり名目GDPは1837ドルに過ぎなかった。それが2014年現在は、1万4316ドルにまで膨れ上がっている。昔は皆が貧乏だったから、金融危機でも通貨危機でもなんとかやっていけた。守るべきお金もなかったのです。それが今では中産階級化している。そこで各人が資産防衛を考え出したりすると、「ルーブルを防衛できないプーチンはけしからん」といった声が、今後は出てくるのかもしれません。
○ロシアという国は、それでも「経済<安全保障」の国ですから、ウクライナの問題などでは突っ張り続けるのでしょうね。安保のプロの世界では、ロシアのことを「周囲を不安にさせていないと、自分が不安になってしまう国」という評価があるのだそうです。モンゴル人やドイツ人やポーランド人に、何度も何度も国土を蹂躙されてきた歴史を持つ国ですから、ついつい周辺国に対して過剰に攻撃的になる。この間、経済面の考慮は後回しになる。
○できればロシア人にもっと豊かになってもらい、早く「金持ちケンカせず」の境地に達してもらいたいですね。命の心配に比べれば、お金の心配なんて可愛いもんですから。
<12月19日>(金)
○今週は各種の締め切りと苦闘しながら、時間のない日々が続いている。でも、今日はお昼に東洋経済の経済倶楽部へ。講師は嶋中雄二さん。例年は、年末の「エコノミスト懇親会」にてご意見を拝聴する業界の大先輩なのだが、今年は出席できなかったので、講演会を聞きに行ったのである。
○行っておいて大正解でした。おそらく、今の日本で最も明るい「2015年の日本経済を展望する」講演会でしょう。今年の春から約半年間、短い景気後退局面があったけれども、来年以降は4つのサイクル(キッチン、ジュグラー、クズネッツ、コンドラチェフ)がすべて上向くので、1961年の岩戸景気と同じような好況が到来するという見通しでした。
○嶋中さんによれば、過去のジュグラーサイクルにおいては、「バブル」「IT革命」「中国離陸・サブプライム」といったテーマが繰り返されてきたが、現在は7番目のジュグラー「観光・文化発信」の波が来ているという。これが2012年から始まり、2017年をピークにして、オリンピック後の2021年まで続くのだそうだ。確かに昨今、観光産業は大きなテーマに育ちつつあり、面白い見方だと思う。
○好例のQ&Aでは、ご高齢の聴衆から「ちょっとユーフォリア過ぎませんか。いつも過去と同じことが繰り返されるとは限らない。今は新しい事態が起きているんじゃないですか」という突っ込みが入ってました。でも、過去を否定してしまうと景気循環論は成り立たなくなる。篠原三代平先生のお話が何度も出てきたのが印象的でした。
○その後は日本国際フォーラムへ。ただ今、ジョン・ミアシャイマー博士が訪日中なのである。本当は水曜の夜に夕食をご一緒する機会があったんだけど、別件があって出られなかったものだから、本日の円卓懇談会にもぐりこんでみたのである。
○ミアシャイマー教授、勢力均衡論、中国封じ込め論、日本の核武装論などを縦横無尽に語られました。それにしてもシカゴ大学と言うところは、経済学だと新自由主義で、安全保障論だと現実主義が似合う。やっぱり寒い土地には、厳しいエートスが根づくのでありましょうか。よく切れる理論で、たくましく現実に切り込んでいく、といった
○もちろんご高齢の方なのですが、喧嘩を吹っ掛けたら負けてしまいそうな迫力の持ち主でありました。さすがはOffensive
Realistであります。地政学の時代を論じる際には、やっぱりこうでなければなりません。
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編集者敬白
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