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渡辺元代表を任意で事情聴取 東京地検
12月19日 23時18分

渡辺元代表を任意で事情聴取 東京地検
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解党したみんなの党の渡辺喜美元代表が、みずからの政治団体が関係する銀行口座から借りた1億7000万円について政治資金収支報告書に記載がなかった問題で、東京地検特捜部が渡辺氏本人から任意で事情を聴いたことが関係者への取材で分かりました。
渡辺氏の事務所は、これまでの取材に対して「口座の預金は政治団体の資産ではないため、報告書に記載する必要はなく、違法性は全くない」と説明していて、特捜部にも同様の説明をしたとみられます。

解党したみんなの党の調査結果などによりますと、渡辺氏は4年前と去年4月、みずからが代表を務める政治団体「渡辺美智雄政治経済研究所」が関係する銀行口座から合わせて1億7000万円を借り入れましたが、収支報告書には記載がありませんでした。
渡辺氏は、このうち9000万円について、みんなの党の候補者の供託金などに使い、化粧品会社ディーエイチシーの会長から借り入れた8億円の一部を返済に充てていたということです。
東京地検特捜部は当時の経理担当者などから任意で事情聴取を行ってきましたが、関係者によりますと、政治団体の代表である渡辺氏本人から任意で事情を聴いたことが分かりました。
これまでの取材に対し、渡辺氏の事務所は1億7000万円を借り入れた口座について「政治団体の職員らの退職金を積み立てておくための口座で、預金は政治団体の資産ではないため、収支報告書に記載する必要はない。違法性は全くない」と説明していて、関係者によりますと、特捜部にも同様の説明をしたとみられます。
特捜部は事情聴取の内容を検討したうえで、政治団体の関係者の刑事責任を問うかどうか慎重に判断するとみられます。

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