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可部線延伸計画 1年延期に
12月19日 20時05分

可部線延伸計画 1年延期に
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JR可部線の延伸計画は、広島市による駅の建設に向けた用地取得の手続きが遅れていることから、開業が平成29年春に1年延期されることになりました。
JR可部線は、現在の終着駅の広島市安佐北区の可部駅からおよそ1.6キロ先の荒下地区まで延伸させることになっていて、広島市は終着駅などに必要な土地、およそ6600平方メートルのうち、すでに所有している部分を除く4000平方メートル余りを地権者から買い取ることにしています。
しかし、地権者ごとに土地の境界を確定する作業に予定より時間がかかり、年内を目指していた用地取得が半年程度、ずれ込む見通しとなったということです。
このため、広島市やJRなどでつくる「JR可部線活性化協議会」では、JRのダイヤ改正にあわせて当初の計画を1年延期し、開業を平成29年春とすることを決めました。
可部線の延伸事業を担当している広島市の大村昭彦交通対策担当課長は、「現地の状況と土地の区画を示す『公図』が多少違っているところがあり、境界の画定に時間がかかった。地元の期待に答えるためにも、平成29年春の開業に向けて最大限取り組んでいきたい」と話しています。
また、JR西日本広島支社の杉岡篤支社長は記者会見で、「広島市にはなるべく早く用地の取得を進めて欲しい。もともと余裕がある工程ではないので、我々としては与えられた条件の中でまずは、進められる部分の工事を着実に行っていきたい」と述べ年内にも古い線路の撤去作業を終え、年明け以降、新しい線路を敷く工事を進めていく考えを示しました。