すしシェフ
“ニューヨーク前すし”を目指して―― 「伝統」と「革新」のはざまで奮闘する、すしシェフ・中澤大祐に密着
日本食レストランが続々と海外に進出していくなか、2013年の年末、ニューヨーク・タイムズが毎年発表する「ベストレストラン」に、あるすし店が選ばれた。メディアだけでなくニューヨーカーたちがいま最も注目している店「Sushi Nakazawa」。この店のオーナー兼シェフが、中澤大祐、36歳だ。
中澤のスタイルは、つまみなし、サイドメニューなし、ロール巻きなしの“おまかせ”のみ。修業時代に培った“江戸前すし”の技を使って、20貫のにぎりずし一本で勝負している。中澤が目指すのはアメリカ人の口に合う“ニューヨーク前すし”で、今は日本からの空輸と地元ニューヨークの魚市場から仕入れるネタを半々に使っているが、いずれはすべてアメリカ産の魚でまかないたいと考えている。
番組では、中澤が良質な魚を探し求め飛行機と車で7時間かけてアメリカ南東部の漁師のもとへ仕入れに行く様子や、アメリカ特有の魚をネタに使った新たなすしづくりに密着。今年10月、そんな中澤にとって初めてのミシュランガイド・ニューヨーク版の発表日に、待ち受けていたのは予想外の結果だった。様々な人種のスタッフで構成されている厨房のかじ取りをしながら、No.1を目指し「伝統」と「革新」のはざまで奮闘するすしシェフ・中澤大祐を追う。
中澤大祐
埼玉県生まれ。 2013年8月、ニューヨークのマンハッタン区に「Sushi Nakazawa」をオープン。同年、ニューヨーク・タイムズの「2013年 ニューヨーク ベストレストラン」に選ばれ、注目を集める。あまり器用なほうではなく、修業時代は苦労したと語る。修業の仕上げに課せられた卵焼きがなかなかうまく焼けず、何百枚も失敗した後、やっとの思いで成功させたときは大粒の涙を流したという。
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