陽鞠
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(中程だったココアカップも…目減りする度次第に熱が抜けて行き…。カップの飲み口、淵を利き手の中指でリップの痕跡をなぞり掻き消して。――時間はあっという間に過ぎてしまうもので、もう一時間も経過していた事に気付く。余り長居も悪いかなと思う所で…次のお誘いに繋げようとするのは…彼女との係わりが欲しいとも云えよう。)…嗚呼。それ素敵。紅茶なんか淹れて、まったりゆっくり過ごしたくなっちゃう。(お互いに読書に耽り――言の葉をとつとつと交わしながら、其々思い思いの時間を過ごすのも…彼女とならとても有意義だと思う。そんな光景が浮かび。…そして最後のチョコレートキューブを摘み終えた所で…深夜のお茶会も終焉、と相成ろうか。…やおら帰り支度を始めようとした矢先、「嬉しかった」と告げられて。――後輩の湛えた、柔らかな表情。其れを垣間見れただけでも胸が一杯になり…。ほんのりと頬を染めながら、浮かべた笑みは二人、きっと花が綻ぶさまであって欲しい。)【1/2】 (12/14 04:18:05)