韓国の政府系シンクタンク「東北アジア歴史財団」は17日、中国吉林省の档案館(記録保管所)と、旧日本軍による慰安婦強制動員問題について共同で研究するための了解覚書(MOU)を締結したと発表した。
吉林省档案館は、1945年の日本の敗戦直後に長春の関東軍憲兵隊司令部にあった日本軍の記録物10万件余りを集めて保管している。2012年からは日本軍慰安婦や日本軍の細菌戦部隊「731部隊」などテーマ別に記録物を整理し、研究事業を進めている。
東北アジア歴史財団は档案館と共に、慰安婦問題の共同研究や研究者の招待などを推進し、来年には学術会議も開催する予定だ。