編集長が呼びかけた泥さんの本を出す取り組みには、わにぞうもぜひ協力したいと思います。 この泥さんを「悪質な同化主義・差別主義」者呼ばわりするサヨクさんを見つけました。その主張を読ませてもらいましたが、実に香ばしい。 泥さんは、「朝鮮高級学校、授業料無償化の適用外に」という読売の記事に対するコメントの中で、こういう文科省の動きに怒りの声を寄せています。
日本に生まれ、日本に育ち、国籍はなくても日本社会に帰属意識を持って、この社会で働いて貢献しようとしている青年たちに絶望と反発を覚えさせ、「反日思想」に追いやることの、どこに前進的な意味があるでしょうか。
朝鮮学校で反人権思想が教育されているのならば問題だと思います。 拉致を肯定する独裁者をあがめる教育が、私たちの税金でまかなわれるのならば、反感は覚えます。 たしかに悩ましいことではありますが、しかしそれでも補助金を出さないよりは、出す方がよいのです。 日本が、「北朝鮮」独裁者のいうような帝国主義的非民主的軍国主義国なのか、それとも法的公正を守る民主主義社会であり、差別を許さない社会であるのかを、在日朝鮮人青年に現実をもって教えることになるからです。 彼らはきっと祖国の凄惨な政治と比べて、どちらがよいのかを実感するに違いないからです。 こうしてみると、補助金不認可は、日本にとって実益はひとつもなく、実害ばかりがある施策です。
これにたいするこのサヨクさんの腹立ちは大変なものです。
この悪質な同化主義・差別主義の書き込みを読んで、激しい怒りを感じない人は少ないでしょう。 泥憲和によれば、日本は「帝国主義的非民主的軍国主義国」ではないというのです! そして反帝自主の城塞としてそびえ輝く朝鮮では「凄惨な政治」が行われているというのです!
僕は左翼だけれども、このような、現実を無視して教条の上に成り立つ「サヨク」さんたちには一片の共感も感じられません。むしろこの時代に向かい合うことのできない不幸な生き方に、憐みすら覚えます。 こういう「サヨク」さんたちは、強い確信を持って発言、行動し、泥さんを断罪できます。日本の将来をいろいろ悩みながら展望しようとしている大多数の人々の模索は、まったくばかばかしいものでしかありません。何の逡巡も抱く必要はないでしょう。だって、日本は帝国主義的非民主的軍国主義国なのだし、朝鮮は反帝自立の城塞なのですから。
この香ばしさはなんでしょうか。焼きあがりできあがった定型の美しさでしょうか。
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