2014年12月16日23時48分
長崎県対馬市の寺から仏像を盗んだとして韓国籍の男5人が逮捕された事件で、長崎地検は16日、自称住職の金相鎬容疑者(70)ら4人を窃盗などの罪で起訴した。カラオケ店経営者(42)は処分保留とした。地検によると、盗まれた仏像と経典の時価総額は約1億1千万円という。
地検などによると、金容疑者らは11月24日午前11時ごろ、同市美津島町の寺の文化財保管庫に侵入。市有形文化財の誕生仏1体と大般若経360巻を盗んだとされる。地検は起訴した4人の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、金容疑者は否認、3人は認めているという。
捜査関係者によると、金容疑者らが今年、対馬を複数回、訪れていたことが出入国記録から判明したという。保管庫にはバールや電動工具を使って侵入したとみられている。県警は、盗まれた経典のうち約40巻が韓国・釜山と結ぶ高速船が発着する厳原港付近で捨てられているのを発見、押収した。
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朝日新聞社会部
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