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STAP検証結果公表へ“万能性持つ細胞できず”12月18日 12時39分
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STAP細胞の問題で、小保方晴子研究員が行っていた検証実験について、理化学研究所は19日にも会見し、結果を明らかにすることになりました。
複数の関係者によりますと、論文と同じ方法で作製を試みたものの、万能性を持つ細胞はできなかったということです。
STAP細胞を巡っては、論文にねつ造などの不正が認定され、細胞が本当に出来ていたのかどうかについても疑義が指摘されたことから、小保方研究員本人が、ことし7月以降、監視カメラがつけられた実験室でSTAP細胞を再現する実験を進めていました。
複数の関係者によりますと、実験ではマウスから取り出した細胞を弱酸性の溶液に浸すという、論文と同じ方法で作製を試みましたが、期限とされた11月末になっても、論文に書かれたような万能性を持つ細胞はできなかったということです。
理化学研究所は19日にも会見し、詳しい実験結果について公表するということです。
小保方研究員は、ことし4月に開いた記者会見で、200回以上、STAP細胞の作製に成功したなどと話していました。
STAP細胞を巡っては、論文にねつ造と改ざんの研究不正があったと認定された以外にも数多くの疑義が指摘され、現在、外部の有識者で作る委員会が調査を進めています。