Android Wear 向け Watch Face API の提供を開始します
Posted:
2014年12月18日木曜日
Android Wear 向けの公式 Watch Face API の用意ができたことを開発者のみなさまにご報告いたします。ウォッチフェイスの登場によって、ユーザーが個性を発揮する場が増えただけではなく、開発者が時計のメイン UI であるウォッチフェイスをカスタマイズできるようになりました。これまでにユーザーと開発者のどちらからも、もっとも多く寄せられた要望がウォッチフェイスの機能でした。今回の API 提供で、みなさまがなにを作り出すのか、楽しみにしています。
ウォッチフェイスは Android Wear アプリで動作するサービスの 1 種なので、インストールした 1 つのアプリに対し複数のウォッチフェイスを提供することが可能です。ユーザーが 12 時間・24 時間表記を選択できるようにしたり、ウォッチフェイスの背景を変更できるようにしたり、スマートフォンや腕時計などの端末で設定変更を可能にすることもできます。また、OpenGL を利用してスムーズなグラフィックを描写したり、バックグラウンド サービスを利用して天気やカレンダーイベントなどの役立つ情報を入手したりすることも可能です。ウォッチフェイスではアナログ式やデジタル式で時間を表示しても良いですし、まだ誰も見たことがない革新的な方法で時間を表示させることも可能です。すべてはあなた次第です。
Android Wear をローンチしてたった数ヶ月で、開発者のみなさまは、カスタム通知、ボイスアクション、他のネイティブな Android 機能を活用した数千ものアプリをリリースしました。みなさまのおかげで、ユーザーは 6 つのデバイス、種類豊富な時計バンド、そして数千のアプリを組み合わせた自分だけのAndroid Wear デバイスを作ることができます。カスタム ウォッチフェイスの提供により、ユーザーは今後さらに細かくカスタマイズすることが可能になります。豊富な選択肢こそが、リッチな Android Wear のエコシステムの根幹です。今後もプラットフォームのコアとなる機能を開発者のみなさまに提供し続けてまいりますが、そこからなにが生まれるのか、楽しみでしかたがありません。
Posted by Yuichi Araki - Developer Relations Team
Timothy Jordan による、Android Wear 向けウォッチフェイスの紹介ビデオ
デザインと開発
はじめにウォッチフェイスのデザインについて参照し、次にウォッチフェイス作成のトレーニングクラスをご覧ください。また、オンライン上にあるウォッチフェイスのサンプルや、Android Studio のサンプルマネージャーでも参考になる実例を入手することができるので、すぐにウォッチフェイス開発に取りかかることができるでしょう。また、上記にある Android Wear 向けウォッチフェイスの紹介ビデオで概要をご覧いただけます。ウォッチフェイスは Android Wear アプリで動作するサービスの 1 種なので、インストールした 1 つのアプリに対し複数のウォッチフェイスを提供することが可能です。ユーザーが 12 時間・24 時間表記を選択できるようにしたり、ウォッチフェイスの背景を変更できるようにしたり、スマートフォンや腕時計などの端末で設定変更を可能にすることもできます。また、OpenGL を利用してスムーズなグラフィックを描写したり、バックグラウンド サービスを利用して天気やカレンダーイベントなどの役立つ情報を入手したりすることも可能です。ウォッチフェイスではアナログ式やデジタル式で時間を表示しても良いですし、まだ誰も見たことがない革新的な方法で時間を表示させることも可能です。すべてはあなた次第です。
既存デバイスへのアップデート
Android 5.0 をベースとして API レベル 21 を提供する最新の Android Wear プラットフォームがユーザーへ提供されます。すべての Android Wear デバイスは OTA(Over-The-Air)方式で Android 5.0 へとアップデートされます。本アップデートによってユーザーは、スマートフォンの Android Wear アプリでウォッチフェイスを管理・設定したり、Google Play からウォッチフェイスをインストールしたりできるようになります。Android 4.3 以上がインストールされた端末は引き続き、すべての Android Wear デバイスに対応します。ウォッチフェイスをアップグレード
私たちが開発用ドキュメントを公開する前に、すでにウォッチフェイスを作成していた開発者がいたことには大変関心させられましたが、非公式のやり方で Android Wear 向けのウォッチフェイスを作成していた場合には、公式 API へ移行してください。公式 API は統一されたユーザー体験をもたらすと同時に、Android Wear デバイスがアンビエントモードに入ったかどうかがわかったり、システム UI 要素の位置を調節したりといった機能をもたらします。また、Google Play のウォッチフェイス コレクションにフィーチャー掲載されるためには、新しい API の使用が必須となります。ウォッチフェイスの配信
Android Wear 5.0 API 21 の OTA 方式でのロールアウトが完了したら、すぐに Google Play で配信中の対応アプリをアップデートすることを推奨します。ロールアウトの完了は、Google+ の Android Wear 開発者コミュニティで発表します。API 20 のデバイスでは API 21 を必要とするウォッチフェイスを表示できないため、ロールアウトの完了を待ってアップデートする必要があります。新しい API をインストールすると、ウォッチフェイスが表示されるようになりますが、ロールアウトが完了する前に wearable アプリをアップデートする場合には、OTA 配信を受ける前のユーザーがインストールに失敗しないように minSdkVersion を 20 に設定してください。ロールアウト完了後は、すみやかにウォッチフェイスを新しい API に移行してください。2015 年 1 月 31 日に、公式 API を用いていないウォッチフェイスのサポートを終了する予定です。Google Play での Android Wear アプリ
Android Wear への配信に関するガイドラインに従っていただければ、アプリを Google Play 内の「Android Wear 向け」として申請できるようになりました。Wear アプリの品質チェックリストに準拠し、Google Play 内の Wear アプリとして承認されると、Android Wear デバイスのユーザーがアプリを見つけやすくなります。Android Wear レビューにオプトインするためには、Google Play デベロッパー コンソールの価格と配信のセクションをご覧ください。Android Wear をローンチしてたった数ヶ月で、開発者のみなさまは、カスタム通知、ボイスアクション、他のネイティブな Android 機能を活用した数千ものアプリをリリースしました。みなさまのおかげで、ユーザーは 6 つのデバイス、種類豊富な時計バンド、そして数千のアプリを組み合わせた自分だけのAndroid Wear デバイスを作ることができます。カスタム ウォッチフェイスの提供により、ユーザーは今後さらに細かくカスタマイズすることが可能になります。豊富な選択肢こそが、リッチな Android Wear のエコシステムの根幹です。今後もプラットフォームのコアとなる機能を開発者のみなさまに提供し続けてまいりますが、そこからなにが生まれるのか、楽しみでしかたがありません。
Posted by Yuichi Araki - Developer Relations Team