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個人の金融資産 過去最高を更新12月18日 11時17分
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個人が保有する預金や株式などの金融資産は、ことし9月末時点で1653兆円余りと、過去最高を更新したことが分かりました。
日銀が3か月に一度公表している「資金循環統計」によりますと、ことし9月末時点で、個人が保有している預金や株式、それに保険などの金融資産の残高は1653兆6447億円でした。
これは前の年の同じ時期より2.7%増加し、統計上の比較が可能な平成9年以降で最も多くなりました。
内訳を見ますと、株価の上昇などを受け、「投資信託」が1年前より14.9%増加し85兆円余り、「株式・出資金」も5.6%増加して155兆円余りになりました。また、全体の半分以上を占める「現金・預金」は1.7%増えておよそ870兆円、「保険・年金準備金」も1.9%増加し443兆円余りでした。
このほか、国債の保有者別の残高では、大規模な金融緩和の下で大量の国債などを買い入れている日銀が全体の22.9%を占めて最大となっています。