米とキューバ、国交正常化へ始動 歴史的政策転換
2014年12月18日 09:05 発信地:ワシントンD.C./米国
このニュースをシェア
関連写真
【12月18日 AFP】米国とキューバは17日、冷戦(Cold War)以来の対立関係を打開する歴史的な突破口を開き、国交正常化と、米国による50年に及ぶ禁輸措置の緩和に向け動き出した。
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、キューバとの通商関係の見直しと、1961年に閉鎖された在キューバ米大使館再開の用意があると発表。また、キューバのテロ支援国家指定の再検討を米国務省に指示したことも明らかにした。
キューバのラウル・カストロ(Raul Castro)議長は、首都ハバナ(Havana)でほぼ同時に行った演説で、旧敵国同士の両国が半世紀以上を経た後に「外交関係の再樹立に同意した」と発表した。一方で、禁輸措置を「封鎖」と呼んだ上で、この問題はこれから解決すべき事案だと注意を喚起した。
オバマ大統領は、米国による禁輸措置は失敗だったと認め、外交関係や渡航制限の問題に関する前進とともに、禁輸解除を検討するよう米議会に要請すると述べた。
歴史的な発表に先立ち、両国はそれぞれが拘束していた情報要員の身柄交換を行っていた。まず、キューバで投獄されていた米国人請負業者アラン・グロス(Alan Gross)氏と、米国のスパイとして20年間身柄を拘束されていたキューバ人が解放された。オバマ大統領は、このキューバ人を、最も重要な駐キューバ米工作員の一人としている。これに対し、米国はキューバのスパイ3人を解放した。
オバマ大統領はまた、ローマ・カトリック教会で中南米初の法王となったフランシスコ(Francis)法王と同教会が、両国の関係改善を仲介したことを明らかにし、その功績をたたえた。(c)AFP/Jérôme CARTILLIER, Dave Clark