こんにちは! メディア事業部のきょうへいです。
今回はGoogleアナリティクス(以下、アナリティクス)のインテリジェンスイベントについて書きたいと思います。
みなさん、アナリティクスでデータ解析をしている際に、インテリジェンスイベントを見ているでしょうか?
インテリジェンスイベントをうまく使うことで、時間のかかっていたデータ解析を効率化することができるかもしれません。
アナリティクスはウェブサイトのトラフィックを監視し、統計情報の大きな変化を検出すると、アラート(インテリジェンス イベント)を自動的に生成します。この機能を使用すると、特定の都市やサイトからトラフィックが急増した場合など、新たな傾向にもすぐに対応することができます。
「アナリティクスのアラート(インテリジェンス イベント)について」
https://support.google.com/analytics/answer/1320491?hl=ja
上記のように、インテリジェンスイベントは、サイトに大きな動きがあった際に、自動的にアラート(警告、警報)を出してくれるという機能です。
この機能は毎日アナリティクスが見れないという方や、複数のサイトを解析していて全ては確認しきれないという方におすすめです。
毎日アナリティクスを見なくても、インテリジェンスイベントを見ればサイトのおおまかな動きを把握することができるのです。
インテリジェンスイベントではカスタム アラートを設定することができ、この機能を使えばサイトに大きな動きがあったときにメールで知らせるようにすることもできます。
アナリティクスにログインし、グローバルメニューの「レポート」を選択します。
左側のメニューの「インテリジェンス イベント」をクリックし、「サマリー」を選択します。
サマリーレポートには、指定した期間の自動アラートとカスタム アラートが表示されます。
また、重要度というアナリティクス独自の予測値も一覧で示してくれます。
重要度はプラスの変動が緑、マイナスの変動が赤で色分けされています。
インテリジェンスイベントでは、「自動アラート」と「カスタム アラート」という2つのアラートを確認することができます。
自動アラートは、サイトのトラフィックパターンに大きな変化があったときに自動的に生成されるアラートのことをいいます。
上記のサマリーレポートで表示されていたアラートは全て自動アラートになります。
カスタム アラートは、自分で設定した条件を満たしたときに生成されます。
簡単に設定できて、サイトの変化やトラブルにいち早く気づくことができます。
インテリジェンスイベントのサマリーレポートで「カスタム アラート」をクリックします。
カスタム アラートを設定していない場合は上のような画面になるので、「カスタム アラートの管理」をクリックします。
「カスタム アラートの管理」をクリックすると、グローバルメニューが「レポート」から「アナリティクス設定」に変更されます。さらに「+新しいアラート」をクリックすると、新しいアラートを設定する事ができます。
アラート作成画面では以下のような設定を行います。
アラート名を入力します。
適用するビューを選択します。
「日」、「週」、「月」の中から期間を選択します。
適応対象を選択します。
通知する条件を選択します。
ここでは前日と比較して、3割以上PVが増加した際に発生するアラートを作成してみたいと思います。
カスタム アラート設定画面では以下のような設定を行います。
PV3割増加!(ここの名前は自由に設定できます!)
複数のサイトを解析している場合や、他にも解析したいビューがある場合、複数のビューを設定することができます。
「日」、「週」、「月」の中から期間を選択します。
「すべてのトラフィック」を選択します。
「ページビュー数」を選択し、条件を「%以上増加」、値を「30」、比較対象を「前日」に設定します。
最後に「アラートを保存」をクリックします。
上記の設定で、前日と比べてPVが3割増加した場合にアラートが発生するようになりました。
インテリジェンスイベントを使用すれば、いつもより効率的にアクセス解析ができるようになるので、普段インテリジェンスイベントを使っていないという方は使ってみてはいかがでしょうか?
あらかじめカスタム アラートを使えば、「重要な数値が変化しているのに気がつかなかった!」という場面を防げるかもしれません。
自分なりにアナリティクスをカスタマイズして、どんどんアクセス解析を効率化させましょう!
それでは、また!
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