連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文は「とうぶんの間(considerable time)」と「辛抱強く(patient)」の両方の表現が声明文の中に盛り込まれました

第一印象としては2015年6月頃のフェデラルファンズ・レートの利上げタイミングは不変だと思います。

声明文の全体的なトーンは、ハト派的でした。

また原油価格の急落に関しては、つかの間の(transitory)現象であるという表現が用いられました。

金融政策の方針に関するディベートはとても活発で、なおかつ意見は激しく対立している印象を与えます。

声明文の中の失業率予想はFRBが完全雇用と考える5.2%から5.5%のレンジの中に収まりました。つまりデータ面では米国経済の強さに関してかなりコンセンサスが醸成されているわけです。

今回の声明文で最も印象的だったのは、ジャネット・イエレン議長がFRBのクレディビリティをガッチリ確保するため、「とうぶんの間」、ならびに「辛抱強く」の両方の単語を繰り出すことで、「半歩前進する」というきめ細かい芸を見せた点でした。

株ですか?

当然、上です。