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フリービット、Android上の仮想マシンで子供向けスマホに変身させるサービス
「PandA KIDs」12月24日に提供開始
(2014/12/17 21:22)
フリービット株式会社は、同社が運営するスマートフォンキャリア事業「freebit mobile」にて、オリジナルスマートフォン「PandA」を子供向けスマートフォンにカスタマイズできる新サービス「PandA KIDs」を、12月24日に提供開始する。利用料は無料で、既存ユーザーは、ファームウェアのアップデートにより対応する。
隙間なく、子供をゆるやかに見守る「PandA KIDs」
PandA KIDsは、7〜14歳が利用することを想定としたサービスで、通常のスマートフォンをパズルの要素に変換している。ホーム画面は「パズルボード」、アプリなどは「パズルのピース」として表現される。各ピースはPandA KIDs単体では動作せず、親に“おねだり”して使用許可を申請する必要がある。許可が下りると、パズルボードにピースを配置でき、通常のスマートフォンのようなUIで使用することができる。また、パズルボードは、年齢層に合わせてデザインを変更できる。
アプリの入手経路については、Google Playにアクセス制限は設けておらず自由にダウンロードできるほか、フリービット独自のストアも利用できる。また、アプリを親がダウンロードして子供にプレゼントすることもできる。
ピースは、アプリのほかにファイル、特定のURL、特定の電話番号なども変換可能で、アプリと同様、利用するには親に“おねだり”してから許可をもらう必要がある。例えば、YouTubeの特定の動画のURLをピース化した場合、YouTubeの画面からほかの動画にアクセスしようとするとアクセスが遮断される。メールなどのアプリ内からのURLジャンプも制限対象となる。
親は、ウェブブラウザーから「ダッシュボード」と呼ばれるコンソールにアクセスすることで、PandA KIDsのコントロールやおねだり申請の許可などを行える。また、ダッシュボード上でアプリの利用時間を計測できるほか、アプリの動作時間を指定可能だ。アプリが子供にとって良くない影響を与えていると親が判断した場合、アプリを端末から削除することもできる。
親がアプリを子供に提供するか判断がつかない場合は、Google Playのレーティングを確認できるほか、今後、ほかのPandAユーザーが、インストール後に削除したかどうか、また削除までの時間を集計し、アプリ利用の判断材料として提供する予定だという。ダッシュボードは、PCやPandAからアクセスできるほか、他社のスマートフォンでも動作する。なお、親がPandAユーザーでない場合、月額200円(税別)の利用料が発生する。
また、PandAファミリーにより、子供の所在地と行動履歴を確認できるほか、PandAの利用を時間帯で制限できたり、PandA内蔵センサーを利用した健康管理、アプリ/課金の制限、読むまで他の操作を行えないメッセージ機能なども利用できる。
強力な機能の裏にはオリジナルテクノロジー
PandA KIDsのベースには、子供向けスマートフォン利用統合環境「KIDsVM」(サンドボックス型準仮想環境)を構築している。OSであるAndroidから浮いた形となっており、KIDsVMランタイム化(ピース化)されたアプリ、ネットワークアクセスのみ表示・実行が可能。そのため、Google Playからアプリをダウンロードできても、仮想マシン上では動作をブロックできる。
石田氏は、ハードウェアからファームウェア、ネットワーク、販売店、サポートまで自社で提供している垂直統合モデルだからこそ実現できた技術であり、回線や端末を組み合わせただけのMVNO事業者とは異なると強調した。
一番の問題は、親より子供が詳しくなって制限を突破してしまうこと
フリービットは、PandA KIDsの記者発表会を17日に開催。同社代表取締役社長の石田宏樹氏が、新サービス提供の背景と機能の概要を説明した。
freebit mobileは、まだスマートフォンを利用していないユーザーをターゲットにサービスを展開。独自の特許技術などを使用することで、低価格でありながらも手厚いサポートのほか、ユーザーが間違いやすい操作を解析して改良した初心者向けUI「TENJIN」を提供するなど、スマートフォン普及率では伸び悩む高齢者層の取り込みに成功。freebit mobileユーザーの70.8%が40代以上で占められるという。
その一方で今回、「スマホを持たせたくない親」でも安心して利用できるサービスとして「PandA KIDs」を提供開始。子供を持つ親の悩みである、子供にスマートフォンを渡す際の不安要因を取り除くもので、親の「使わせたい気持ち」と「使わせたくない気持ち」の駆け引き状態を解決するソリューションとしている。また、いろいろなアプリでスマートフォンを制限した場合、子供が親より詳しくなると制限を突破される可能性があり、隙間のない構造で、ゆるやかに見守るシステムを目指した。
石田氏は、子供が最新のテクノロジーに触れる重要性も指摘。ソニーが1980年代に発売した、子供向けに科学技術を身近に感じてもらう音響機器シリーズ「My First Sony」を引き合いに出しながら、子供がスマートフォンが持つ可能性に、安心・安全に触れることができる環境が必要だとした。
また、アプリの用途や時間なども含めて話し合って子供に与えるといった、子供と親が対話することも重要としている。親と子供は情報感度が異なり、親と同じ情報を子供に渡してもすべてを把握できず、親の役目として情報を子供に分かりやすく翻訳し、このアプリ/機能がなぜ良い/ダメなのかを話しあうことが重要と述べた。
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