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 東京電力は17日、福島第一原発で処理済みの汚染水6トンが漏れた、と発表した。作業ミスにより、タンクにつながっていない配管に流れ込んだらしい。漏れた汚染水は、周辺の地面に染みこむなどしたが、海への流出はないという。

 東電などによると、17日午後3時ごろ、汚染水から放射性物質を取り除く設備(ALPS(アルプス))の処理水をタンクに移送する際、配管の先端から約5分間漏れた。この日、移送用の配管の分岐部分で、タンクにつながっていない配管の弁を開いていたという。(長野剛)