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米とキューバ ローマ法王が仲介12月18日 6時48分
アメリカとキューバが国交正常化交渉を開始すると発表したことについて、バチカンは声明を発表し、ローマ法王のフランシスコ法王が両国の仲介に当たったことを明らかにしました。
アメリカのオバマ大統領とキューバのカストロ国家評議会議長は17日、それぞれ国民向けに演説し、国交正常化交渉を直ちに開始することを明らかにしました。
これについて、バチカンのローマ法王庁は17日、声明を発表し、フランシスコ法王が国交正常化交渉の開始へ向けて、アメリカとキューバの間の仲介役を務めたことを明らかにしました。
声明は、フランシスコ法王がオバマ大統領とカストロ議長に書簡を送り「両国の関係の新たな段階を開始するため人道問題などの共通の課題を解決することを促した」としています。
また、ことし10月には両国の代表団をバチカンに招いたということで、「難しい問題について建設的な対話の場を提供することで双方にとって受け入れが可能な解決策につながった」と明らかにしました。
バチカンは、今後の国交正常化交渉でも引き続き仲介役を務める用意があるとしています。