ヘッジファンドの米アルデン、ルーブル空売りで好調-関係者
(ブルームバーグ):米ヘッジファンド運用会社、アルデン・グローバル・キャピタルはロシア金融市場の波乱から利益を上げている。
非公開情報だとして事情に詳しい関係者2人が匿名を条件に述べたところによると、ニューヨークを本拠に18億ドル(約2100億円)を運用する同社はこの1カ月半、ロシアの通貨ルーブルを空売りした。
ブルームバーグのデータによれば、ルーブルは対ドルで10月31日-12月16日に37%下落。アルデンはロシアの株価指数も空売りしているという。ドル建てのRTS指数はこの間に42%下落した。
ロシア資産を空売りしているのは旗艦ファンド「アルデン・グローバル・オポチュニティーズ・ファンド」(運用資産12億ドル)だと関係者は説明、同ファンドの1-11月の成績はプラス4.6%だとも話した。2008年の投入以後、同ファンドの年率リターンはプラス32%。
アルデンのヒース・フリーマン社長はコメントを控えた。
原題:Hedge Fund Alden Said to Profit on Panic Shorting Russian Ruble(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Kelly Bit kbit@bloomberg.net
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更新日時: 2014/12/17 18:14 JSTニュース一覧
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