ニコニコRPG外(道)伝製作終了のお知らせ。
ツイッターの方では以前より告知しておりましたが、この度、ニコニコRPG外(道)伝の製作を正式に終了することに致しました。企画開始から6年、応援してくれていた方のご期待に添えられない形となったことを深くお詫び申し上げます。
理由としましては自身の力不足、計画性の欠如によるものです。製作当時は楽天家な大学生だった自分も、社会に出てからは納得のいくものを作るには時間も気力も足りなくなり、製作が進んでいない罪悪感をいつも引きずって、何をやっても半端な状態となる悪循環が続いていました。曖昧に続けるよりは一旦放棄して余裕が持てるようになるまで待とうと無期限休止をしたものの、2年が過ぎても気力が持ち直すことはなく、完成まで漕ぎ着けるのはもはや不可能であると判断しました。
言い訳がましく多くは語らないつもりですが、最後に、作品としてのニコニコRPG外(道)伝はどんな展開・結末を迎えるのかだけ解説して締めくくりたいと思います。雑なプロットを、読ませる用に加筆修正したものなので、少々文章としては読みづらいかと思いますが、お付き合いいただければ。
本家第一話でピコ麻呂が魔王に異世界に飛ばされたのは、本来殺されていたところ、魔王に取り込まれたなのはが最後の力で魔王の身体を奪い、異世界に飛ばしたから。彼を起点とし、紫・斉藤・梨花・ピーチはそれぞれ準備していた舞台に繋がるよう根回しして、今回のカオス異変に対抗できる戦力を育てていく。まなの旅の始まりはピコ麻呂の旅と同時に始まり、本家のピコ麻呂の活躍の裏で、まな達は仲間を増やしながらカオスによる混乱を抑えていくという構図。
ピコ麻呂達がテラカオスを撃破し、世界は救われたかのように見えたが、まなはこれで終わりではない予感を覚えていた。
半年後、ちょくちょくニコニコに遊びに来ては、カオスの状態を気にするまな。胸のつかえがとれないまなは、旅の中で最も的確なアドバイスをくれたiに相談する。しかしiは、半年前の旅は、まな達の、Foo達の、ピコ麻呂達の戦いは、本当の祭りのお膳立てだったのだと語り始める。
世界は生命と可能性(カオス)の契約により成立している。生命は「有」、可能性は「無」の象徴であり、「有」と「無」が適度なバランスで共存することで「形」という概念が生まれ、両者が互いを証明しあうことで世界を形成している。
カオスの乱れとはいわゆる契約の更新の節目であり、25252525年周期で起こる。その度に選ばれた者がそれぞれのやり方で、カオスと契約を交わして崩壊を食い止めてきた。しかし、もし選ばれた人間が契約を放棄すれば有と無の境目がなくなり、有限の生命は無限の可能性に飲まれて消滅してしまう。それが世界の滅亡の意味。まなはその契約者に選ばれたのだが、契約者は最後、存在が概念化して肉体的には消失してしまう。
謎のカオス人の正体は参加者の緑のあいつ氏。彼は先代契約者と共に戦った仲間の一人だった。先代はそのあまりに多い犠牲に絶望し、それでも皆の願いを無駄にせず、なおかつこんな戦い誰も覚えている必要はないという虚無的な意思によって契約したため、再編された世界では過去の戦いの記録・記憶は失われてしまった。直接の関係者だったためか戦いの記憶、世界の真実を知る唯一の存在となってしまった緑のあいつは次の契約者へのヒントを残すことを決意。それには25252525年の歳月に耐え、今回の反省から最善の選択を導き出すために長い時間をかけながらも自分の経験と意思に基づいて考えることのできる媒体が必要だった。彼は当時既にあった、カオスで物品の複製を作る「カオスレプリカ」の技法を応用して自分のカオス人を作り、知識と希望を託した。そのためオリジナルは既に死んでいる。
しかし25252525年後、身体は残ったものの人格は磨耗し、カオス自体の乱れにより存在までも不安定になった彼は、目的を達成することしか考えない人形になってしまった。
iはその手先だった。本来は自信を持てない臆病な少女だったが、カオス人に未来視の才能を買われ、能力が覚醒してからは見えきった結末を見届けるだけの退廃的な性格となっていた。をっさんの研究所に転がり込んだのもまなと出会うタイミングの都合がよかったから。まながカオスと契約すれば消えてしまうことも知っており、始めからまなのことは哀れな生贄くらいにしか思っていなかった。未来視の力で的確なアドバイスを出し誘導することでまなは仲間となる人物と巡りあい、自分に合ったレベルの戦いで着実に力をつけ、そしてi自身はまなからの信頼を得ていった。そして今回、iにだけ相談したという事実が、まながiの手のひらの上で踊らされていたことの何よりの証拠だった。
カオス人の筋書きでは、頃合いでiはまなを裏切り、怒りや絶望の負の感情で契約者として不可欠となるまなの本当の能力、命の力を覚醒させることになっていた。しかし旅の中で本当の絆を覚えたiは、とうとうまなを突き放すことができなかった。まなはショックを受けるも、iのことは全て許し、これから本当の友達になることを決意。iもまなが犠牲にならずに済む方法を諦めず模索することを誓う。
しかし本音で話し合った矢先、カオス人の不意打ちからまなを庇い、iは瀕死の重傷を負う。iの力のみならず心すら利用したカオス人への激怒と、自分が消えなければならない恐怖から、まなの守りと癒しの能力は生命と可能性を毟り取る、真逆の能力に変質してしまう。カオス人の存在を根こそぎ吸い取って我に返ったまなは、iの怪我が治せなくなっていることに気付く。怪我はFooさんが治してくれたものの、iの意識は戻らず、まなは友人を救えなかったことによる失意、自分が消える恐怖から戦意を喪失してしまう。
それに呼応するかのように、再生しかかっていた世界が、再び崩壊を始める。
まなが戦えなくなっても、Foo達、ピコ麻呂達、まなが出会った仲間達は再び集まり戦い続ける。その姿を見てまなは再び立ち上がって前に進むことを決意、まなは自分の力を取り戻し、その力で自らの心の中に潜り込む。そこで待っていたのは、まなが取り込んだ緑のあいつ。彼もまた、まなの生命力に触れ、本来の心優しい人格を取り戻していた。緑のあいつの案内で、まなは心の中にある、自分の存在の根底にあるものを探しに行く。そこで見つけたのは、「愛したい」という気持ちだった。
真に覚醒したまなの力でiも意識を取り戻す。iが見た未来は、形を変えていた。
まなは再びカオスの中枢に辿り着く。
愛の力は生命の力の極致で、引き出せるのはまなしかいないが、素質自体は誰もが持っている。それに干渉できれば、異世界中の心持つもの全てと通じ合って一体化することも不可能ではない。世界は「有」と「無」が互いを証明しあって形作られている。それは人一人にも言えるはずで、「まな自身」ではなく「まな以外の全て」でまなの存在を証明し、それを対価とすることを以って契約を完了する。
こうしてまなは消えずに済んだわけだが、つまるところまなと世界を繋ぎとめているものを対価にしてしまったため、まなは因果律から外れ、ちょっとばかり次元を超越した存在になってしまう。特に不自由はないので、これからどうするか、時間をかけて考えようか、という感じで終わり。
設定の肝になるところの文章量が多いので話の密度が偏ってるように見えますが、実際はテラカオスを倒すまでの方が長いです。本家のミステリアスパートナー戦が分断されたパーティで同時進行だったことを考えて本家の最終章にあたる部分が短め、本家ED後にあたる部分で外道伝オリジナル要素の決着をつけるつもりでした。
設定上ではiさんと緑のあいつさんが最重要人物となりましたが、各話の中でそれぞれのまなと出会った参加者がプチ主人公的な見せ場を作っていく、という構図を予定していました。流石に全員分書くと長すぎるので、自分がどんな活躍をする予定だったのか知りたい方や、上の文章で分かりにくいところ、動画化した部分のこの複線っぽいところはどういう意味だったのかといったご質問は、ここのコメント欄かツイッター、ピクシブあたりにメッセージを送っていただければ。
これでニコニコRPG外(道)伝に関する活動は最後になります。途中で愛想を尽かした方も、最後まで私を信じてくれた方も、応援ありがとうございました。そして期待を裏切る形となってしまい、本当にすいませんでした。
今後は当分自由に、身の丈にあった活動をしていくつもりです。気が向いたときにでも話し相手になってくれれば幸いです。
それでは。
2014/12/17 パタッパー
言い訳がましく多くは語らないつもりですが、最後に、作品としてのニコニコRPG外(道)伝はどんな展開・結末を迎えるのかだけ解説して締めくくりたいと思います。雑なプロットを、読ませる用に加筆修正したものなので、少々文章としては読みづらいかと思いますが、お付き合いいただければ。
本家第一話でピコ麻呂が魔王に異世界に飛ばされたのは、本来殺されていたところ、魔王に取り込まれたなのはが最後の力で魔王の身体を奪い、異世界に飛ばしたから。彼を起点とし、紫・斉藤・梨花・ピーチはそれぞれ準備していた舞台に繋がるよう根回しして、今回のカオス異変に対抗できる戦力を育てていく。まなの旅の始まりはピコ麻呂の旅と同時に始まり、本家のピコ麻呂の活躍の裏で、まな達は仲間を増やしながらカオスによる混乱を抑えていくという構図。
ピコ麻呂達がテラカオスを撃破し、世界は救われたかのように見えたが、まなはこれで終わりではない予感を覚えていた。
半年後、ちょくちょくニコニコに遊びに来ては、カオスの状態を気にするまな。胸のつかえがとれないまなは、旅の中で最も的確なアドバイスをくれたiに相談する。しかしiは、半年前の旅は、まな達の、Foo達の、ピコ麻呂達の戦いは、本当の祭りのお膳立てだったのだと語り始める。
世界は生命と可能性(カオス)の契約により成立している。生命は「有」、可能性は「無」の象徴であり、「有」と「無」が適度なバランスで共存することで「形」という概念が生まれ、両者が互いを証明しあうことで世界を形成している。
カオスの乱れとはいわゆる契約の更新の節目であり、25252525年周期で起こる。その度に選ばれた者がそれぞれのやり方で、カオスと契約を交わして崩壊を食い止めてきた。しかし、もし選ばれた人間が契約を放棄すれば有と無の境目がなくなり、有限の生命は無限の可能性に飲まれて消滅してしまう。それが世界の滅亡の意味。まなはその契約者に選ばれたのだが、契約者は最後、存在が概念化して肉体的には消失してしまう。
謎のカオス人の正体は参加者の緑のあいつ氏。彼は先代契約者と共に戦った仲間の一人だった。先代はそのあまりに多い犠牲に絶望し、それでも皆の願いを無駄にせず、なおかつこんな戦い誰も覚えている必要はないという虚無的な意思によって契約したため、再編された世界では過去の戦いの記録・記憶は失われてしまった。直接の関係者だったためか戦いの記憶、世界の真実を知る唯一の存在となってしまった緑のあいつは次の契約者へのヒントを残すことを決意。それには25252525年の歳月に耐え、今回の反省から最善の選択を導き出すために長い時間をかけながらも自分の経験と意思に基づいて考えることのできる媒体が必要だった。彼は当時既にあった、カオスで物品の複製を作る「カオスレプリカ」の技法を応用して自分のカオス人を作り、知識と希望を託した。そのためオリジナルは既に死んでいる。
しかし25252525年後、身体は残ったものの人格は磨耗し、カオス自体の乱れにより存在までも不安定になった彼は、目的を達成することしか考えない人形になってしまった。
iはその手先だった。本来は自信を持てない臆病な少女だったが、カオス人に未来視の才能を買われ、能力が覚醒してからは見えきった結末を見届けるだけの退廃的な性格となっていた。をっさんの研究所に転がり込んだのもまなと出会うタイミングの都合がよかったから。まながカオスと契約すれば消えてしまうことも知っており、始めからまなのことは哀れな生贄くらいにしか思っていなかった。未来視の力で的確なアドバイスを出し誘導することでまなは仲間となる人物と巡りあい、自分に合ったレベルの戦いで着実に力をつけ、そしてi自身はまなからの信頼を得ていった。そして今回、iにだけ相談したという事実が、まながiの手のひらの上で踊らされていたことの何よりの証拠だった。
カオス人の筋書きでは、頃合いでiはまなを裏切り、怒りや絶望の負の感情で契約者として不可欠となるまなの本当の能力、命の力を覚醒させることになっていた。しかし旅の中で本当の絆を覚えたiは、とうとうまなを突き放すことができなかった。まなはショックを受けるも、iのことは全て許し、これから本当の友達になることを決意。iもまなが犠牲にならずに済む方法を諦めず模索することを誓う。
しかし本音で話し合った矢先、カオス人の不意打ちからまなを庇い、iは瀕死の重傷を負う。iの力のみならず心すら利用したカオス人への激怒と、自分が消えなければならない恐怖から、まなの守りと癒しの能力は生命と可能性を毟り取る、真逆の能力に変質してしまう。カオス人の存在を根こそぎ吸い取って我に返ったまなは、iの怪我が治せなくなっていることに気付く。怪我はFooさんが治してくれたものの、iの意識は戻らず、まなは友人を救えなかったことによる失意、自分が消える恐怖から戦意を喪失してしまう。
それに呼応するかのように、再生しかかっていた世界が、再び崩壊を始める。
まなが戦えなくなっても、Foo達、ピコ麻呂達、まなが出会った仲間達は再び集まり戦い続ける。その姿を見てまなは再び立ち上がって前に進むことを決意、まなは自分の力を取り戻し、その力で自らの心の中に潜り込む。そこで待っていたのは、まなが取り込んだ緑のあいつ。彼もまた、まなの生命力に触れ、本来の心優しい人格を取り戻していた。緑のあいつの案内で、まなは心の中にある、自分の存在の根底にあるものを探しに行く。そこで見つけたのは、「愛したい」という気持ちだった。
真に覚醒したまなの力でiも意識を取り戻す。iが見た未来は、形を変えていた。
まなは再びカオスの中枢に辿り着く。
愛の力は生命の力の極致で、引き出せるのはまなしかいないが、素質自体は誰もが持っている。それに干渉できれば、異世界中の心持つもの全てと通じ合って一体化することも不可能ではない。世界は「有」と「無」が互いを証明しあって形作られている。それは人一人にも言えるはずで、「まな自身」ではなく「まな以外の全て」でまなの存在を証明し、それを対価とすることを以って契約を完了する。
こうしてまなは消えずに済んだわけだが、つまるところまなと世界を繋ぎとめているものを対価にしてしまったため、まなは因果律から外れ、ちょっとばかり次元を超越した存在になってしまう。特に不自由はないので、これからどうするか、時間をかけて考えようか、という感じで終わり。
設定の肝になるところの文章量が多いので話の密度が偏ってるように見えますが、実際はテラカオスを倒すまでの方が長いです。本家のミステリアスパートナー戦が分断されたパーティで同時進行だったことを考えて本家の最終章にあたる部分が短め、本家ED後にあたる部分で外道伝オリジナル要素の決着をつけるつもりでした。
設定上ではiさんと緑のあいつさんが最重要人物となりましたが、各話の中でそれぞれのまなと出会った参加者がプチ主人公的な見せ場を作っていく、という構図を予定していました。流石に全員分書くと長すぎるので、自分がどんな活躍をする予定だったのか知りたい方や、上の文章で分かりにくいところ、動画化した部分のこの複線っぽいところはどういう意味だったのかといったご質問は、ここのコメント欄かツイッター、ピクシブあたりにメッセージを送っていただければ。
これでニコニコRPG外(道)伝に関する活動は最後になります。途中で愛想を尽かした方も、最後まで私を信じてくれた方も、応援ありがとうございました。そして期待を裏切る形となってしまい、本当にすいませんでした。
今後は当分自由に、身の丈にあった活動をしていくつもりです。気が向いたときにでも話し相手になってくれれば幸いです。
それでは。
2014/12/17 パタッパー