(cache) 日本共産党が信じて疑わない「大企業の内部留保」というトンデモ埋蔵金理論について : 市況かぶ全力２階建

駅前で共産党員がチラシ配ってたのでどれどれ~っと貰ったけど、消費税廃止で、企業の内部留保活用とか真面目に書いてるから吹いたわwww pic.twitter.com/v4S8imntuP
— グルンガスト参式 (@gurungasuto) 2014, 11月 19

なんと！共産が21議席 pic.twitter.com/PzyH7O1OfK
— ＼ｷｬｵｰﾝ／ﾄﾎﾎ団遮光中 (@tohohodan) 2014, 12月 14

アベノミクス終わったな　次はシイカズオノミクス　1)富裕税の矢　2)賃上げの矢　3)原発廃止の矢　この三本の矢で日経4000円は射程内 pic.twitter.com/i2WUsZOtPM
— 岡三マン (@okasanman) 2014, 12月 17

【疑問に答えます１】Q・共産党は「賃上げ」って言うけど、できるの？／A・大企業の内部留保を活用すれば十分可能です：日本の大企業の内部留保は増え続け260兆円に。その１％を動かすだけで8割の企業で毎月1万円の賃上げが可能です。（つづく） pic.twitter.com/uvwhqiBuWe
— はたの君枝 (@hatanokimie) 2013, 7月 18

【疑問１続き】Q・「賃上げ」できるの？／A・大企業の内部留保で賃上げへ：最低賃金を全国で時給1000円以上に。フランス・アメリカなどは中小企業支援に日本政府の40倍以上の予算（画像）。最低賃金が上がれば消費にまわり中小企業も潤います。 pic.twitter.com/KvMaPlZrf2
— はたの君枝 (@hatanokimie) 2013, 7月 18

1）なんか内部留保が話題になってるのだけど、「内部留保で賃上げ」とかわけわからん政治家の発言が出てるので、その辺を整理してみる。そもそも内部留保は企業の利益から役員の報酬とか配当といった払わなきゃ行けないモノ払い終わった純粋な利益を社内にため込むこと。厳密に言えば利益剰余金。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 12月 17

2）利益剰余金は各種積立金（任意積立金とか別途積立金）と利益準備金、繰越利益剰余金のこと。任意積立金は使用目的が決っている。別途積立金は無目的の積み立て、利益準備金は配当や将来の支払いのための準備で会社に対して積み立てることが定められているもの、繰越利益剰余金が余剰利益。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 12月 17

3）でもってこれらの中で利益準備金は積み立て義務なので除外、任意積立金は目的が決ってるので除外、別途積立金はイザと言う時のための資金で利用に株主総会での決議が必要な株主の管轄なので除外、結局繰越利益剰余金のみが内部留保として自由に使える部分になる。それ以外に広義の内部留保もある。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 12月 17

4）広義の内部留保は減価償却費の過大計上分といったものが対象になるけど、そもそも過大ってどう判断するかとか、範囲はどうするって話があるのでこの場合は考慮しなくていい。で、狭義の内部留保の中で繰越利益剰余金なら使えるじゃんという意見が出るだろうけど、そこが問題。話は簡単じゃない。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 12月 17

5）内部留保は準備金とか積立金とか名前が付いていても「お金とは限らない」からややこしい。現金や預金もあるが、売掛金、金銭債権、有価証券等の比較的換金しやすいものもあれば、不動産や設備など現金化しにくい（若しくは事業上現金化できない）ものもある。置いとくだけじゃ運用できないからね。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 12月 17

6）では繰越利益剰余金があるじゃないか、というとそうも行かない。2013年時点で積み上がっている余剰金の現金は約170兆円で、これ1社当りにすると数千万円にしかならない。バブルの清算終わってから長期デフレ下でため込んだのにこの程度、大企業限定ならともかく、内部留保で賃上げは無理。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 12月 17

7）内部留保の蓄積分を原資に賃上げとか、ハッキリ言って不可能でしかない。仮に数千万の内部留保が尽きても賃下げなんて出来ないから。本来これらのストックは賃上げでなく設備投資などに使われるべきで、デフレが解消しないから現金なり預金の形で眠っているに過ぎない。デフレ解消すれば動き出す。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 12月 17

8）これまでの内部留保蓄積分ではなく、「毎年発生する利益剰余金」についてなら一考に値するかもしれない。2012年で約10兆円程度の純粋な利益が発生しているから、この部分をもっと賃上げに分配出来ないかという考え方。でも、これも結構難しい。株主に理解求めたり、労組が頑張るべき問題。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 12月 17

9）そもそも、税金払ったあとの純利益に国が口出すのはお門違い。政治家が民間企業の内部留保云々いうなら「内部留保にするよりも人件費で払ってしまった方がお得だ」と企業に思わせる“施策”をするのが仕事。それをお願いやらメディアへの発言でどうこうしようとするのは政治の怠慢なんだがね。（終
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 12月 17

もう面倒やから「内部留保って名前の現金・預金がある、というわけではない」ってことだけ覚えてくれたらええよ
— Kurao (蔵オ) (@kurao_jp) 2014, 12月 17

「あんたの腎臓も肝臓もな、目ん玉も全部売って何もないと、そこまで言わんか。な、土地付きの家持っとる、家も買っとる。ええ服着とるやないか。電気もついとるやろ。こうやって電話代も払っとるやないけ。何ができんじゃ、ふざけるな」←内部留保をよこせってこういう理屈ですか？
— tadataru (@tadataru) 2014, 12月 16

少なくとも共産党のいうフワフワとした「内部留保出せ」は、このまま放置しておくといつぞやの「埋蔵金があるはずだ」とほぼ同じ結果に終わるでしょう。ただ迷惑かける先が政府だけに終わらず企業各社に及ぶことが予想されるあたりがちと面倒。
— E-WA／いーわ（ジェソトﾉﾚメソ） (@ewa4618) 2014, 12月 17

共産党「内部留保を吐き出させろ！」企業「ではこちらの倉庫をご覧ください。自由に持っていただいて結構です」共産党「ふざけるな！殆ど何もないじゃないか！」企業「うちの資産の9割は繰延税金資産なんです。。従って内部留保の9割が換金可能性はありません。。」
— M (@M_znu) 2014, 12月 16