【12月16日 AFP】(一部更新、写真追加)パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)で16日、同国の軍が運営する公立学校がイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)」に襲撃され、少なくとも130人以上が死亡した。死者の大半は生徒だという。州政府高官が明らかにした。

 ペシャワルを州都とするカイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州のイナーヤトゥッラー(Inayatullah)州上級相によると、これまでに少なくとも合わせて104人の遺体がペシャワル市内の2つの病院に搬送された。同州保健相によると死者には2人の教員も含まれている。また同州情報相は、死者は130人に達し、ほぼ同数の負傷者がいると語っている。

 目撃者によると、午前10時30分(日本時間午後2時30分)ごろ、軍の制服を着た少なくとも5人の戦闘員が学校に侵入してきた。そして校舎が揺れるほどの大きな爆発があり、その後、武装集団が教室を渡り歩き生徒たちに発砲した。襲撃グループが着ていた制服についてペルベス・ハタック(Pervez Khattak)州首相は、準軍事組織である辺境州防衛部隊(Pakistani Frontier Corps)のものだったと語っている。

 パキスタン軍のアシム・バジワ(Asim Bajwa)大将は、事件発生から約5時間半が経った時点で、学校の建物からは1棟を残し、襲撃犯を一掃したと語った。武装勢力側5人を殺害したとしている。

 犯行声明を発表したTTPは、周辺地域における軍による大規模な掃討作戦に対する報復だとしている。戦闘員らは、学年が上の生徒を撃つよう命じられているという。(c)AFP/Saad Khan