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 国土交通省は16日、大和ハウス工業(大阪市)が建てた住宅9棟の防火シャッター雨戸のネジの一部が国交相の認定品より短く、建築基準法違反だと発表した。ほかに1863棟でも疑いがあり、各自治体に調査を依頼した。防火性能に問題はなかったという。

 国交省によると、防火シャッター雨戸は火災の延焼を防ぐための設備で、国交相の認定を受けた部品を使う。9棟の雨戸では、シャッターと柱を固定するために使っていたネジの長さが、認定品の半分程度だった。9月に同社から報告があり調査。昨年7月から新しい認定品のネジに切り替えたが、工事業者の一部に徹底されず、旧来のネジを使い続けたとみている。

 同社は認定品のネジに無償交換する。問い合わせは午前9時~午後6時(12月27日から1月4日を除く)に同社窓口(0120・373・712)へ。