「無断良くない」と京大総長 京都府警の構内立ち入り
京都市左京区の京都大構内で京都府警の私服警察官が学生とみられる男性に取り押さえられた騒ぎで、山極寿一京大総長は16日、府警と今後の対応を話し合っていることを明かし、「(警察が)無断で調査活動をするのはよろしくない」として大学への事前連絡をあらためて求めていく考えを示した。
報道との定例懇談会で質問に答えた。山極総長は「大学のキャンパスにはある程度の自治がある。学生や教員の活動を認める場であってほしい。(府警の)連絡がなかったのは遺憾だ」と述べる一方、府警と文書などで取り決めることは否定した。
京大への警官立ち入りについて、府警警備部は「中核派系全学連の活動を視察した正当な職務」としている。
【 2014年12月16日 22時12分 】