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【本紙前ソウル支局長公判】
国連報道官、報道関係者への嫌がらせを批判
【ニューヨーク=黒沢潤】産経新聞の加藤達也前ソウル支局長への訴追問題に絡み、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)などが韓国政府を非難していることについて、国連のステファン・ドゥジャリク事務総長報道官は15日の定例記者会見で、「これらの団体は、世界規模でジャーナリストの権利を守るため重要な役割を果たしている」と述べた。
その上で、「ジャーナリストは保護されるべきだし、ハラスメントから守られるべきだというのが私たち(国連)の立場である。報道の自由は基本的な権利だ」と述べた。
加藤前支局長の訴追問題については、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」や米民間団体「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」なども批判の声を上げている。