衆院選:「信任なかった」と「敗北宣言」 維新の橋下氏

毎日新聞 2014年12月14日 22時15分(最終更新 12月15日 01時08分)

記者会見で質問を聞く維新の党の橋下徹共同代表=大阪市北区で2014年12月14日午後9時38分、宮武祐希撮影
記者会見で質問を聞く維新の党の橋下徹共同代表=大阪市北区で2014年12月14日午後9時38分、宮武祐希撮影

 維新の党は2年前の前回衆院選ほどの勢いがみられず、14日、大阪市内で会見した橋下徹共同代表=大阪市長=は「党、党を代表するものに信任がなかった」と事実上の「敗北宣言」。橋下氏は「(野党は)けんかの仕方を知らなかった」と振り返りつつ、「選挙は結果がすべて。負けは負け、惨敗です」と認めた。

 幹事長の松井一郎大阪府知事と並んで会見した橋下代表は「2年前は特殊だった。既存政党に対する皆さんの期待がなくなった時に隙をついた。期待感が膨らんでいた」と、第三極の動きに期待が集まった前回の総選挙との違いを語った。一方で、「ここで維新の党がなくなったら、次のチャンスはなくなる」とも述べた。

 大阪府議会、大阪市議会では自民党などが橋下氏の掲げる「大阪都構想」に反対している。橋下氏は今回の選挙結果が都構想に影響を与えるだろうと認めつつも、「最後は住民投票で決める」と強調した。【デジタル報道センター】

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