衆院選:「憲法改正は悲願」と議席増目指す 安倍首相
毎日新聞 2014年12月14日 22時35分(最終更新 12月15日 00時34分)
安倍晋三首相は14日、自民党本部で記者会見し、衆院選で自民、公明の与党が衆院475議席の過半数(238議席)を超えることが確実な情勢になったことを受けて、「自公で過半数という目標には到達した。憲法改正は悲願であり、自民党結党以来の目標だ。そのためには国会の3分の2以上の議席に加え、国民の理解が重要だ。憲法改正の必要性を訴えていきたい」と憲法改正に積極的な姿勢を示した。
争点として打ち出したアベノミクスについては「雇用も増え、来年も再来年の春も賃金は上がっていく」と述べ、改めて成果を強調した。
一方で、議席を失う情勢となっている沖縄の小選挙区については「沖縄県知事選も大変残念な結果だった。今回も沖縄では苦戦をしているが、普天間飛行場の固定化はあってはならない」と厳しい表情で話した。
安倍首相は午後9時40分過ぎに、党幹部の拍手を受けながら党本部の会見場に入った。各候補者の名前に当選確実を示すバラの花を笑顔もみせながら付けていた。組閣については「選挙結果が確定した今夜から考えたい」とした。【デジタル報道センター】