1票の格差:8高裁・6高裁支部に選挙無効求め一斉提訴

毎日新聞 2014年12月15日 20時43分(最終更新 12月16日 02時13分)

1票の格差問題で14日に行われた衆院選の無効を訴えて、東京高裁に提訴後、記者会見する原告団の升永英俊弁護士=東京・霞が関の司法記者クラブで2014年12月15日午後4時43分、小川昌宏撮影
1票の格差問題で14日に行われた衆院選の無効を訴えて、東京高裁に提訴後、記者会見する原告団の升永英俊弁護士=東京・霞が関の司法記者クラブで2014年12月15日午後4時43分、小川昌宏撮影

 今回は「0増5減」を受けて見直された区割りで選挙が実施されたが、格差は依然として2倍を超えており、1人別枠方式も実質的には維持されている。改革には程遠いとする指摘も根強く、弁護士グループは「小手先の措置」と批判を強めている。

 12年選挙を巡る訴訟では、提訴から100日以内に高裁・高裁支部の判断が示された。今回も来春に判決が集中する可能性がある。

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