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【政治】

共産、18年ぶり小選挙区で議席 法案提出権に到達

記者会見で質問に答える共産党の志位委員長。後ろは花が付けられた当選確実になった候補者の名札=14日、東京都渋谷区の党本部で

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 共産党は公示前の八議席から大幅に増やして二十一議席に達し、同党単独での法案提出権を確保した。二桁の議席は二〇〇〇年以来十四年ぶり。沖縄1区で勝利し、小選挙区でも十八年ぶりに議席を獲得した。他の野党が苦戦する中、無党派層を含めて与党批判の受け皿となり、比例票を幅広く集めた。経済、原発政策などで安倍政権との対決姿勢を強める構えだ。

 志位和夫委員長は十四日夜の記者会見で「安倍政権の暴走に正面から対決する姿勢を貫いたことが評価された。国民と連携して政権を追い詰めていく」と強調。野党共闘にも意欲を示した。

 選挙戦では、消費税再増税の中止や即時原発ゼロなど「五つの転換」を主張。一三年の東京都議選や参院選と同様に、自民党との「自共対決」を打ち出したのが奏功した。

 党勢維持のため、若い世代を中心に支持拡大を図ることも今後の課題となる。

 

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