2014年12月15日00時50分
維新の党の橋下徹代表(大阪市長)は14日夜、大阪市内の党開票センターで記者会見し、「自民党、公明党を国民が支持したということ。選挙結果がすべて、負けは負け」と述べ、「完敗です」と語った。
維新は本拠地・大阪で前回、12選挙区で勝ったが、今回は5選挙区にとどまった。1時間以上に及んだ会見で橋下氏は「維新も民主党も過半数を擁立せず、政権選択選挙にならなかった」「(安倍首相の)解散のタイミングにやられ、野党はけんかのやり方が最悪」「(選挙戦で)維新はメッセージを統一できなかった。僕の責任だ」と敗戦の弁を並べた。
一方で「前回と比べて風が変わったか」という質問に対しては、「前回が異常で、今回も普通以上に(有権者の)応援をもらっている。組織もないのに、ここまでの票を入れてもらっている」と強気に語った。今後の維新の体制については「国会議員団と協議する」と述べるにとどめた。
維新は「日本維新の会」として臨んだ前回衆院選で「第三極ブーム」を巻き起こし、54議席を獲得して第3党に躍進した。しかし今年5月、野党再編などをめぐって石原慎太郎氏のグループと対立し、分裂。9月に江田憲司氏率いる結いの党と合流し、今回の衆院選では84人を立てていた。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!