杉山圭子
2014年12月14日03時00分
地元農産物の魅力を知ってもらおうと、宇都宮市中央卸売市場が企画した料理講習会が13日、同市場内の調理室で開かれた。さくら市でシイタケを生産する夫妻が公募で集まった主婦ら18人に、手軽に作れる家庭料理や保存法などを紹介した。
講師を務めたのは、JAしおのや氏家地区菌床きのこ部会の桧山文夫さん(66)と妻かついさん(62)。文夫さんは「先生役なんて初めて」と戸惑いながらも参加者からの相次ぐ質問によどみなく答え、「足はかさ以上に風味も豊かなので、全部利用して」「余ったものは薄味で調理して冷凍しておけばいつでも使える」などと助言した。
足(柄)の部分の歯ごたえを生かしたキンピラや煮浸しなどの料理を夫婦で実演。参加した野口京子さん(76)は「足だけを使った料理があるんですね。食材を熟知した生産者ならではの話が多く聞けてよかった」と満足そうだった。
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