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独の難民施設で放火 極右勢力の活発化懸念
12月13日 7時48分

ドイツ南部でシリアなどから逃れてきた人たちのために改装工事中だった難民保護施設の建物で、極右団体「ネオナチ」の犯行とみられる放火事件が相次いで起き、ドイツでは外国人の排斥を唱える極右勢力の活発化が懸念されています。

ドイツ南部の町、ウォラで、12日未明にかけ、シリアなどから逃れてきた人たちのための難民保護施設として改装工事中だった建物3棟から相次いで火が出て、屋根や階段部分が焼ける被害が出ました。
当時、建物の内部に人はいなかったため、けが人はありませんでしたが、警察などが調べたところ、建物の壁にナチス・ドイツのシンボルである、かぎ十字の落書きが残されていたことなどから、警察は外国人の排斥を唱える極右団体「ネオナチ」による放火事件として捜査しています。
第2次世界大戦の教訓から紛争地などからの難民の受け入れに力を入れているドイツでは、シリア内戦の影響などで難民の申請をする人が急増しています。
しかし、これに伴って極右勢力の活動が活発化し、去年は、難民施設に対する放火などの犯罪が、おととしと比べてほぼ倍の58件も起きており、極右勢力の排外主義が過激化していることがドイツ社会で問題になっています。

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