家庭の貧富が子供の知能発達に影響を与えることが判明

2014年12月13日 06時18分

2014年12月13日 06時44分

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PAKUTASO
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両親の社会的・経済的ステータスが子どもの知能発達に影響を与えることが、英ロンドン大学の研究者らによって明らかにされた。

IQスコアに平均6ポイントの開き

科学誌Intelligenceにて発表された研究によると、貧困層に属する子どもは幼少時のIQスコアで彼らよりも裕福な家庭で育った子どもよりも平均6ポイント劣る傾向にあったという。

さらに、このスコアのギャップは子どもが成長するにつれて広がりをみせたそうだ。

研究では、裕福な家庭に育つ子どもは貧困層に属する子どもよりも学習機会に恵まれているため、年を重ねるごとに両者の間でIQスコアのギャップが広がるのではないかとしている。

この研究では15,000人を超える子どものデータが比較され、対象となった子どもは2歳から16歳までの間にウェブや電話上で9回に渡ってテストを受けた。

経済状況と知的指数の関係が明らかに

この研究を率いた英ロンドン大学のSophie von Stumm博士によると、社会的・経済的ステータス(SES)の低い家庭で育った子どもの学力テストでのパフォーマンスを高いSESの中で育った子どもと比べると、スコアが平均して低くなる傾向があるということは以前から指摘されていたという。

だが、両親のSESと子どもの成長過程での知力指数ギャップの開きの関係性を確認したのは今回の研究が初めてだそうだ。

両親の経済・社会的ステータスと子どもの発育に関する研究は以前にも行われており、2013年に英エクセター大学の研究者らによって行われた研究では、貧困層で育った子どもや一人親に育てられた子どもはADHDになりやすく、学業で高いパフォーマンスを発揮することが難しいくなる傾向があるということも指摘されていた。

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